House635
ネオ・ノスタルジック 平屋の家 新潟市 T様
新潟市
平屋
和モダン
平屋
和モダン
古き良き住まい方を現代風にアレンジして、水平のみの動線で構成してゆく。
垂直方向の移動をなくし、1層の平面のみで生活を考え始める。
自然と庇は長くなり、古き良き涼の取りやすい住まい方が見えてきた。
ジパングというDNAに誘われるまま、私たちは進んでゆく………。
Nostalgic.1 土間
深い庇に招き入れられる小砂利敷きの土間。
松の式台、窓から見える緑、涼の香りがやさしく漂う。
Nostalgic.2 引戸
両骨の框戸。太鼓貼障子戸。和紙の襖。松の板戸。
自在に空間を調節できる引戸は、古き良き時代から学ぶ。
Nostalgic.3 梁と羽目板
居間の天井は高く、黒い松の梁。
ちょうちんが優しく灯る羽目板の天井。
Nostalgic.4 庇と濡れ縁
居間と庭を繋ぐ濡れ縁。
深い庇は雨を除け、四季を通して陽射しを調節する。
古き時代へタイムスリップしたような懐かしい空間と、未来へタイムスリップしたような新鮮な空間を織り交ぜる。
その空間の答えは、哀愁漂う空間となった。