
House702
HAYABUSAほわいと 新潟市 S様
新潟市
テラス・中庭 ・土間
狭小・変形地
スタイリッシュ モダン
テラス・中庭 ・土間
狭小・変形地
スタイリッシュ モダン

2005年夏。
イオンエンジンを搭載した小さな探査機が、
ある小惑星に到達し、観測とサンプル採集に成功した。
2010年6月。
その小さな探査機は、永い旅を終えるべく、地球に大気圏再突入し世界に感動をあたえた。
あれから6年後の2016年6月。
新たなプロジェクトが進行していた……。
ぼくの名前は、HAYABUSA。
より効率的に、より強く、より美しく。
そして、よりコンパクトに世の中を旅するため、「HAYABUSA」と名付けられた。
当然、ここまで来るには、数々の試練が待ち受けていた。
度重なる設計図の書き直し。
繰り返される資材の選別と調達。
厳しく要求されたハイレベルな施工精度。
どの分野も目標値に到達しない限り、僕の存在はありえないのだ。
キャビンへのアプローチは木製デッキを採用し、楽しい旅へと導く。
キャビン内には、小さな吊橋が設置され内部を一望できるようにした。
レストランのテーブルは、可能な限りコンパクトに設計され作業性を最優先させた。
パブリックスペースには畳を敷きこみ、様々な用途で活用する場と位置づけた。
ボディは、コンパクトでも目だつよう、真白を選択。
僕は「HAYABUSAほわいと」と改名され、新たな旅が始まった。