のどかな田園風景が広がる敷地での建替え計画。
以前の家に使われていた古材を再利用し、記憶を紡ぎ新しい物語をつくりました。

1. アプローチ
雁木を通り、広くゆったり階段は家族や来訪者を優しく招き入れます。
2. 玄関
壁の上部に貼られた鏡は広さを演出し、木肌の棚をアクセントに使用。気持ちを切り替えるガラス床を通り和室へ向かいます。
3. 和室
以前のお住いの玄関天井に使われていた天井板を再利用し新たな命を吹き込みました。少し明るさを抑えた内部には、丸くくり抜かれた壁から障子越しに柔らかい光が入ってきます。
4. 階段
ここにも前のお住いで使われていた立派な欅の梁を再利用。西日を目隠しし光を柔らかくする日除けとして生まれ変わりました。
5. リビング
表し垂木が連続する吹き抜け空間。スキップでくぼんだリビングは包まれるような落ち着いた空間になるとともに、庭の景色を一枚のガラスで望める特等席に。
6. キッチン・ダイニング・小上がり
ぐるぐる回れるキッチン・ダイニング。その脇には小上がりのタタミスペースを。掘りごたつ風のテーブルの座面は隠し収納にもなっています。吹き抜けの高さがありながらタタミの落ち着いた空間に。
7. M Room
コーナーサッシにある違い棚は観葉植物のディスプレイ用の棚や腰掛けられる椅子としても使えます。ベンチ機能を備えた階段は隠れ家への入り口に。

他にもこだわりが・・・。

そして外観のイメージは鳥が羽ばたく姿。
きっとたくさんの特別な物語を未来へ運んでくれることでしょう。