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【築縁様インタビュー】Have a Good holiday!


築縁様インタビュー

くらし・たずねて

「完成がはじまりです」
いつも、そんな気持ちでお引き渡しをしています。
家具が入り、家族が過ごし、日々を重ねる中で、その家らしい空気が生まれていく―。
家族とともに育ち、独自の色を深めた「数年後の住まい」を訪ねました。

 


 

家とともに
「生まれ変わった」暮らし

 

【DATA】
小千谷市S様邸 / 2018年入居 / 夫婦 / 新築


吹き抜けのあるLDKには、高窓から、キッチンの窓から、陽光が差し込み、隅々まで明るく心地よい。ブルーとホワイトと木。北欧テイストの色合いと素材が、TV裏に張ったセメント板「SOLIDO」によって、きりりと引き締められている。

TVで見た伝言板をきっかけに、S夫妻は、高田建築事務所の見学会に通い始めた。それまで住んでいた築20年の一軒家は、中越地震で一部、壁が落ち、何よりリビングが暗くて寒くて、和室に差し込む西日に閉口していたという。「後悔しない家を建てたい」。それが、新しい家への願いだった。


1年以上かけて約30軒の見学会に足を運んだS夫妻は、訪れる家が毎回、まったく違うことに驚き、感動したという。「宝探しのようでした」。次第に、自分たちの家のイメージが固まっていった。明るいLDK家事のしやすい動線二人暮らしゆえに「部屋数はいらないから、ワンフロアで生活を完結させたい」。こうして、吹き抜けのリビングが2階とつながる住まいが生まれた。


キッチンカウンターの裏には、壁に沿ってL字型の収納棚を配置。市販の収納ボックスや棚を納め、器は引き出しに収納できるよう、オーダーメイドで依頼した。「もう、モノは増やさない」と決めた奥さま。厳選したモノたちは、余白を生かし「飾るように」置かれている。


プライベートを確保した間取りは、「一人一人の時間も大事にしつつ、2人の時間も楽しめる絶妙の距離感」と奥さま。音楽鑑賞が趣味のご主人は、浸りたい時には2階のオーディールームへ。1階のリビングにいれば、2階の気配もそれとなく伝わってくるという。


間取りが叶えた”絶妙の距離感“に「喧嘩もなくなりました」。何より、暮らしが変わった。掃除嫌いが掃除好きに、TVよりも雨音やラジオを聴いたり、朝日の中で過ごしたくて早起きになったり。ハンモックで読むからと、ミステリー小説を買うようにもなった。


家事動線も、とっても理想的。キッチンの奥には、広々とした洗面台ランドリールームが集められ、料理をしながら洗濯など、家事が並行できる。洗面ボウルを組み込んだカウンターも造作。収納ボックスの置き場所やタオルバーを付け、すっきりと機能的に仕上げている。


完成がスタートと言っていただきましたが、本当にその通りでした」。建て替えをきっかけに持ち物を整理し、気持ちが入れ替わり、暮らしが生まれ変わったと、奥さまは話した。住み始めて4年。建てたばかりのように美しく整っている秘訣をうかがうと、「そうしたくなる家にしてもらったから」。実感がこもっていた。

 

●「Have a Good holiday!」住まいの実績写真は こちら から