高田清太郎ブログ

ついにやってきた里雪:散歩も雪道では難儀です。



エッセイ

* 12月16日朝:雨から雪に変わった。
雪国に雪が降るのは当然のことであるが、建築工事現場は外仕事!そんな私たちにとっては一日も遅い雪は大変なご馳走である。
12月に9軒の上棟がある。そのうちの一軒がサポートセンター川崎である。東棟・西棟・北棟と続けて建て方をして上棟式を12月13日と工程組していた。天気予報では雨と曇りのまだら模様、一進一退であった。
しかし、雪が降らなければ大丈夫!いやいやむしろ雨よりも雪がいいと言う人もおいでであるから様々である。「雪も天気の内!」と言うから何故か安心?
上棟日は曇りであり時折見せるお日様は近所の多くの人々を餅まきに誘ってくれた。
  
翌14日は快晴に近い天気になった。この日に屋根板金工事とFRP防水の下塗りが終了した。これで大きな雨漏り処理は完了したことになる。3月引き渡しまでの短期間工程の中ではとてもタイムリーな天気周りになってくれた。空に向かっても感謝の一言である。
「東山に3回白いものが降りてくると里にも雪が来る!」昔から地元長岡の言い伝えである。そして今年もこの言い伝えは健在であった。3回目の山頂の雪帽子がキチンと里雪を連れてきた。
降り出したら止まらない。一気に20cmである。例外はあるものの一般的には年内根雪にならなければその冬の雪は大したことがないとも言われている。
  
雪が降る前にしなければならないことがたくさんある。樹木冬囲いである。窓周りの雪囲い板の設置である。
そして消雪パイプの掃除と点検と井戸水とポンプの調子の点検でもある。道路であれば関係者が集まって11月後半からチェックがなされる。
沢庵漬けの大根干し早めに終えなければならない。
 
今年の積雪を予測する酒井興喜夫博士によればはやり大雪の模様である。カマキリ博士とも呼ばれる酒井博士はカマキリの卵の産みつける地上からの高さで積雪を占うのである。とても科学的な裏付けには驚愕である。
雪は一瞬にして大地を純白にしてくれる。汚れたものを清めてくれる精神的効用もある。
ただ困るのは私の朝の散歩である。雪道では中々歩が進まない。そして何よりもエネルギーが要るのである。20cmではそれ程でもないが50cm以上になると少々堪える。腰痛持ちの私にはさらに堪える。2月になれば凍み渡と言う喜びもあるものの。
それでも山に降った冬風景は水墨画的で精神を穏やかにしてくれる。
若い時はウィンタースポーツで楽しみと相殺されるが、少々年が行くとアンバランスになる。
こんな風に書き出していると、かつて書いたことのある寄稿文があることに気が付いた。
OM機関誌の1995年5月バージョンに寄せた「克雪・和雪・利雪」の文を添付させてもらうこととする。
ゆ~きやコンコ、あられやコンコ。降っても降ってもまだ降りやまず?アー忘れてしまった。

   

克雪・利雪・和雪:拡大してお読みいただくことができる。

  
消雪配管の指向性を持ったノズルからの勢いよく発射する。3方・4方・6方!

 
お互いに干渉しあうタイプもあり!    ナイアガラ方式もあり!