高田清太郎ブログ

伝えなければ伝わらない!



エッセイ

伝えなければ伝わらない!
情報十字路はエネルギーを蓄えている!挨拶力・インターネットの力・ブログの力・紹介力

* 「この日は言葉をかの日につたえ、この夜は知識をかの夜につげる。話すことなく、語ることなく、その声も聞えないのに、
その響きは全地にあまねく、その言葉は世界のはてにまで及ぶ。」とバイブルの詩編19編は語っている。
・ 言葉はパワーである。バイブレーションである。それ自体で大きなエネルギーを持っている。
・ 語る前からその言葉自体が存在するのである。
・ すると、私が語っている“伝えなければ伝わらない!”と言う言葉はとても浅い言葉と言って良いかもしれない。
勿論、私が決して反対のことを言っているのではない。
次元が!レベルが!違う話である。
・ 経済活動の中では各社生産物のPRに努めなければ仕事として成り立っていかないことは自明の理!
自分で語らなくっても存在自体が認知されているとすれば人伝えに伝わってくる。
その場合でも伝える人がいることに違いはない。
・ 人々の世界ではPR作戦がとても大切であることを単に表面的なこととして言っているのではないが各個の特徴と個性を伝えなければ伝わらない。
時に声高に!

* 散歩していたら、プレカット工場に隣接するOさんから「高田さん!」と大きな声を掛けられた。母屋に隠れた庭の方向からだったので姿が見えなく一瞬戸惑った。
しかも、丁度その時にご家族のための介護施設の迎えの車が来ているのだから。
・ そんなに長い間の話ではなかったが車を待たせての話となると状況が違う。
ちょっとの時間にも拘らず長々話を聞いている事のように勘違いした。
・ 「高田さんにお願いするかしないか分からないのに、
小さなリフォームの質問したところ、とても親切に電話応対してもらいました。ビックリでした。
質問したいことが沢山ありました。
それにも増してこちらが質問する以上の多くのお答えを親切に頂きました。感動しました。」と顔を赤らめての興奮が伝わってきた次第である。
・ 今までは、高田さんにリフォームとかはお願いしていいとは思わなかった。新築とか大きい仕事ばかりだと思っていたが違った。
・ 弊社のS君が担当だと言う。よろしくお願いします。有難うございました!と。
・ Oさんの外壁の張り替えや・屋根の瓦の載せ替えも今までは他社の会社から職人が来ていた。
当初建築された方の関係業者だとばかり思っていたがこの話からは違っていたことに気が付く。
・ 自分たちでは何も言わなくっても弊社の仕事の内容は世間一般は知っておられるとばかり思っておったが、
Oさんからは当社がそのような仕事をしているとは思わなかったと言うのである。
・ もっとも、“もっと早く分かっていれば!”は、他社で仕事を済ませたクライアントのお断りの常套ことばであるのであるが?
・ しかし、この度の体験は違った。我が社の仕事の内容を知らしめていなかっただけのことであることの検証がなされた次第である。
・ ・・最後に言われた。車を駐車して顔を合わせる高田建築の皆さんはとても良いご挨拶をしてくれている。教育が良いんですね???
・ 私は、伝えなければ伝わらないと考えているものであるから、その言葉をそっくりスタッフに朝礼でお伝えした次第である。
“皆様の自覚が感動を呼んでいるんですよ!と。
・ リフォーミーからは現場名と仕事の内容進捗が毎週メールでやってくる。これも情報である。
・ しかし、メール情報に加えて現場からの生の情報はとても感動ものである。御声掛けである。
・ 伝えなければ伝わらない。できたら肉声ならもっと良い!
・ 残念ながら「私は何のたれべえ!」と名のらなければ覚えてもらえない!*
今週は沖縄県の36才の女性から当WEBサイトで見て(他のページからリンク)
・ 【お問い合せ・ご質問など】の欄に:「家つくりの情報などを、いろいろ収集しているところです。
御社のホームページをみて丁寧にお仕事をされてる感じがしましたので、資料をみてみたいと思いました」とコメントがあった。
・ インターネット時代:受発信の自由化は様々な情報のコラボレーション世界を広げる。
・ 反面、マイナス評価されるとダメージを受ける時代でもある。

* もう一つのメールは建築家:隈研吾氏からのアオーレ長岡の直接ご案内メールである!
皆様にも届いていることと思いますが?
地元建築屋(家)冥利に尽きますね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
高田清太郎 様
拝啓 入梅の候、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
突然のメールで失礼いたします。
この度、平成20年11月より設計をしてまいりました「アオーレ長岡」(長岡市役所)がオープンいたしました。
ナカドマと名づけた中央の市民広場を中心とする、
市民開放型の市役所は、20世紀型のハコモノ建築を反転しようという試みです。
木、和紙をはじめとする地元素材も多用して暖かくやわらかい空間ができました。
急ではございますが、7月8日(日)に建築関係各位に向けて私から直接ご案内したいと考えております。
詳しくはこのメールに添付させていただいたご案内をご確認ください。
ご多忙中とは存じますが、是非ご出席いただけると幸いです。
なお、ご出席いただける場合は、7/4までにこのメール宛にお返事いただけると幸いです。
隈 研吾
隈研吾建築都市設計事務所
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
* 世界的な建築家が直接現場でお伝えしたいというスタンスに偉く感銘を受けている自分がいる。
・ 隈先生の作品は知らぬ人ぞいないというくらいに超ハイ露出度にもかかわらず、
現地案内を何度も重ねられている。しかもご自分で。
・ 伝わったつもりでいたが、実は「伝えなければ伝わらない!」のである。
孤高の人になってはいけないとこのメールは警鐘している!
・ この仕組みを手抜きしてはいけないと隈事務所は発信し続け居る。

* 余談であるが、インターネットで「アオーレ長岡+隈研吾」で検索するとYAHOOでは第5番目に私のブログが出てくる。
・ 201203“アオーレ長岡”は粘り仕上げ!隈研吾氏の会心の作である!|新潟県内 …
・ 挑戦してみてください。ブログの書き込み力ですかね?????
・  伝えなければ伝わらない!まさに「情報十字路はエネルギーを蓄えている!」

* 先日、我が社のホームページのアクセスから建築は性能・耐震だけではなく、
すまい方こそが大切だと言う共感メールが千葉県K市Oさまから届いた。
・ 私の著書「巣舞」を読まれて感動されたと言うことであった。
・ 嬉しいメールなので内容をダイジェストにて転写させて頂くとする!

株式会社 高田建築事務所
高田清太郎社長 侍史

拝復
先日は貴重な書籍と資料をご送付いただきまして、まことにありがとうございました。
3冊の書籍からは、新しい住まいと生活を舞台裏から分析し構成する「生きた知の世界」を教えていただきました。
住まいを「住宅」という「もの」で考えることに抵抗感を覚えていた私に、住まいと建築に関する専門知識と、
人としての生活から社会・世界に及ぶ広い視野から俯瞰された高密度・高質量の言葉で『巣舞』という新しい概念を教えていただきましたことに、
心からお礼を申し上げます。また、具体的な例を的確な角度から撮影した写真に分かりやすい解説がついた案内は、
これから検討し相談しようとしている方にとって、またとない手引きとなるように構成されていて、随所に細かい心遣いがうかがわれることに感服いたしました。
(中略)
住まいは耐震構造がしっかりしていて安全であれば、それで十分なのか、
住まいは各種生活に必要な設備が完備されていれば満点なのか……と考えていくと、
「そもそも『住まう』とはどういうことなのか」、
「住まい方とはどういうものか、どのような住まい方があるのか」、
「住まいとは自分だけ、自分と家族だけの問題なのか」、
「住まうとは自分だけ、家族だけの問題なのか、住まいのある地域と自分の住まいとの関係はどうなっているのか、どうあるべきか」、
「人が集まって村となり町となり、都市、県、国家となっていく……。
その最小単位として住まいとは……」と、果てしもなく続く「?」が続きます……
こういう問題を考えていた私に、「巣舞」という新しい概念を教えていただいたのが、高田社長の著書でした。
一読したとき、肩を「ドン!」と叩かれたように思いました。
著書には、建築設計という専門知識に幅広い知見と深い思索を加え、諧謔に富んだやさしい表現で
「人が住まう」という問題を解説されています。
人間が生きていくために最も大切な「希望」や「喜び」を具現し、
反映し伝えていく場であり、
悲喜こもごもの感情や家族の歩んだ歴史の息吹がこもった空間である「巣舞」を提案されている……
まさに目が覚める思いでした。
・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・ 以上がO様からのメールであった。私にとっては身に余るお言葉であった。
・ 因みに:私の著書三部作は①巣舞:居場所探しの旅 ②我が家が一番 ③摂田屋ものがたり


第一弾:2002年(平成14年)発行


第二弾:2004年(平成16年)発行


第三弾:2006年(平成18年)発行