集積するストラクチュラル・アート
建築/巣舞.間知.趣舞
日本建築学会主催:
第8回Student Summer Seminarが開催!ストラクチュラル デザイン コンペティッション!
* ロンドンオリンピックが熱い!テレビに釘付け!ドキドキわくわく:
・ 4年毎のオリンピック:世界中が楽しみにしている最大のスポーツ競技祭典の一つである。ただ困るのは時差である。地球の反対側となれば丁度12時間の時差になる。東京―ロンドンは9時間時差である。
・ ロンドン時間で午後4時の男子サッカーのキックオフは日本では深夜1時である。
・ その試合:モロッコに日本男子サッカーは1:0で勝利した。何度も何度もゴール体制に入るんだが中々得点につながらない。早めに床に着き試合開始の途中で目を覚ましたのにも拘らずじりじりとする時間帯が続く。特に今日は月曜日である。月曜朝礼もあり何時もより準備に時間がかかる。
・ そして漸く後半戦遅く一点ゲットであった。日本も何回かの苦戦を強いられながら無得点で勝利した。3時近くになってしまったら、うつらうつらでも、もう眠れない。
・ 確りと体調管理しないときは観戦してはならない?と自分自身に言い聞かせる。
・ 続々と届く試合風景と競技成績である。手に汗握る:日本体操のエース内村航平は予選で不調。決勝では安定を取り戻したがあん馬のフィニッシュで失敗。その採点に日本チームからの抗議1度は4位と発表された順位が、2位に繰り上がった。中国が2連覇を果たした。中国強し!
・ 五輪競泳男子100m平泳ぎ、日本期待の北島康介選手が無念の5位!女子バレーがイタリアに敗退。
・ それでも競泳では銅メダルが複数獲れた。まだまだ競技は始まったばかり!がんばれニッポン!
・ 競技である。世界の相手との競技であり同時に自分自身との競技である。
・ 日本建築学会主催で学生たちの構造とデザインの競技が行われた。
* サブタイトルに『大勢でワイワイやりながら、気付くと面白いものが出来ている。そしてそこには新しい発見がある』と書かれていた。
・ 今年も日本建築学会主催による学生サマーセミナーが建築会館で開催された。
・ 参加案内文には:「ピラミッドやローマの水道橋に代表されるように、‘小さいもの’ を組み合わせることで生まれた建築は古くからありました。今日も、新しい素材の要素から生まれるさまざまな建築形態がみられます。また、昨年の3.11 以降、日本中が助け合うことの大切さを学んできました。‘小さなエレメントを集積して大きなものを創る’には、協力し合うことが何より必要とされます。先人たちの技術を理解することの大切さ、そして構造とデザインとが融合するストラクチュラル・アートを再考するために、今回のセミナーでは「集積」をテーマとしました。当日のセミナーではレクチャーとワークショップの実施を予定しています。また、ワークショップではコンテストで応募された作品の中から選ばれたいくつかの優秀案とあらかじめ計画された課題作品について、会館イベントスペースにおいて参加者全員で共同制作を行います。多くの学生諸君にとって「今後の建築の世界」や「空間と構造」を考えるきっかけの場となり、また「手づくり・ものづくり」のおもしろさを体験してもらう場となることを期待しています。」
・ 7月28日(土)は港区芝にある建築会館にて朝から学生たちの作品が現場で組み立てられた。組み立てて、展示評価して、解体保管する、一日の作業であった。
・ この日は我が摂田屋5丁目町内の恒例祭と重なった。毎年私は子供会の親御さんたちと連携して神輿回しの先導役を仰せつかっている。要するに祝儀集めマシーン役である。
・ しかしこの度は私達も制作協力した作品が出品されることになっていた。迷いに迷いながら町内会長に事情説明し了解を頂き午後に出かけることにした。15:30過ぎに建築会場に到着であった。スケジュールでは16:00からの講評とあったから会場はさぞやすっかりと出来上がった作品展示で私を迎えてくれるものと思いきや、制作真っ只中の作品もいくつかあった。その分会場は熱気むんむんであった。
・ 私達は斎藤公男日本大学名誉教授のグループ(日大理工学部建築学科「空間構造デザイン研究室」)で出品参加した集積型張弦木質ドームの資材制作協力することで参加できたのである。こちらの作品は厳密に設計図書が完成しモデル製作までして工程管理していたので確りと完成展示されていた。
・ 幅2m高さ2mの集積型張弦木質ドームである。当初は2m幅1m高さのモジュールで考えられていたが、折角なので人が納まるスケールにしようと言うことで2m幅2m高さになった。
・ 何と言っても集積型である。分解して鞄に詰めて持ち運ぶことが出来る。災害が多い日本の仮設施設としても一夜城ならぬ半夜城の築城も可能である。交通網が再開されるまでは大きな資材は運搬できない。集積型は小さなパーツで出来上がっている。リュックに詰め込んで複数で運搬し築城するのであるから何とも言えない快感を覚える。
・ 小規模にすれば組立椅子としても使えるようになる。
・ 参加学生は4大学からであった。日大・東大・早稲田・東京理科大での競演であった。
・ 出品作品はコンテスト入賞作品5点と課題制作作品8点。そして自由制作作品は7点であった。自由制作作品は建築会館ギャラリーにて制作プロセスから技術変遷まで見ることが出来る。しかも製作者グル―プ学生の生の独占ガイド付きであるからとても分かり易くもありリッチ感溢れていた。
・ 日本建築学会主催の「構造とデザイン」の関連イベントは今後とも続いていく。今年もアーキニアリング・デザイン展(AND展)2012は11月17日から開催される。
・ 出品作品である「Hinerin」の実現は当社のプロジェクトと共演できるのではないだろうかと一人ほくそえんでいる自分がいる。
・ 私にとっても建築は学生時代からの取り組みである。ジャンルは力の流れと構造デザインである。空間に流れを作ることが出来る。人の居場所を感動あるものとすることが出来るからである。
・ 東京滞在2時間ちょっとと言う最小リコードも作りながら「やはり来てよかった!」
・ 建築に感動を!あらためて「流れ」の力を与えてくれる空間に私の居場所を再確認した次第である。
・ 町内会の皆様ごめんなさい。しかし、これを機に来年からの神輿回しの先導隊も若手にバトンタッチできたのであるから一挙両得であった。
・ 審査風景(日本建築学会:建築会館中土間にて)
ギャラリー内では様々な実験が行われていた!
組立完了!寸分の狂いも無く!
集積型張弦梁木質ドームの中で!
ASTS バリエーション椅子に変身! Space Column(ITT Tower)
Honey-Cup Re:st Dome
Hydrotectonic Pavilion
ポリエチレンのスツールBRAIDS TENT
Hinerin