高田清太郎ブログ

物語、語らなければ単なる物!



エッセイ

物語、語らなければ単なる物!
第10回「社聴熟」も熱気むんむん!
誰じゃ?ダジャレの散歩道!
「哲学展」ならぬ「テツカズ展」* 思索の季節!考える人は「ロダン」:お茶の世界では炉の季節!待ち遠しいのは「炉壇(ロダン)茶事を楽しむこと!」

* 11月1日で社聴熟(シャチョウジュク)開催は10回目を迎えた。この日で丁度1年になる。
・ この会もそれなりに変化成長してきている。正に名前の通りに熟し始めて来ているのである。
・ 社長が聴く会だから「社聴熟」で始まった会である。
・ 聴くことが出来ないものは話す権利を持たない!持てない!(ボンフェッファー)
・ 参加者は12~15名の少人数の会である。
・ 開会と同時に最初は参加者スタッフから“今まで生きてきた時間の中で感動した空間経験や私の好きな空間”の発表をしてもらっている。これはとても面白い。会自体の起爆剤でもあり、会の活性化を助けてくれている
・ 普段の仕事からでは触れることが出来ない、その方の建築観等を垣間見ることが出来るからである。
・ そして夫々の発表者の発表内容はもとより発表姿勢もとても個性的である。
・ 弊社の経営理念に「豊かな人間性!個性ある巣舞づくり!・・・」とある。社聴熟は正に理念の練達訓練ステージであらんことを祈念している。
・ 要を得た説明と切れの良い語り口調と重なれば聴く者達をぐいぐいと感動体験の中に引き込んでいく。
・ 私の持ち時間がその分少なくなり出来るだけ多くを早口で語る姿勢はややせせこましいかもしれないが。
・ 発表が終わると質疑・感想を述べ合う時間はとても楽しいひと時である。それは丁度、学生時代に戻ったように出会った言葉に語気を強めた興奮感に漂うのは私だけではない様である。
・ 第一弾が終わると次には私が今まで手掛けさせて頂いた物語性のある建築の紹介である。
・ 特にその創作過程を話すことにしている。どのように素材を集め、コンセプトを作り実際の建築が生まれてきたか?どのようにデザインサーベイが行われて来たか?
・ そこには必ず物語があった。マイストーリー・ユアストーリー・ヒストリーである!
・ 何故物語を作るのか?また物語が出来るのか?それはそこにある題材を確りと見つめることから始まる。
・ その次には頭を柔らかくして様々な組み合わせに想いを馳せる。モノを物のままにしておかない。そこに語りを入れる。
・ “物語、語らなければ単なる物!”(タカダ語録)
・ やじろべえ物語やドラエモン物語・ホスピデンス物語・ブレーメンの物語・フリースピタル物語はかなり長編の分野になりそうである。
・ 伝えるのに時間はそれ相応に必要だ。
・ 頭を柔らかくするのに楽しんで物を考える。楽しむためには寄席もよし!笑点は必見である。
・ そして散歩道で短歌や俳句とはいかないまでも、それでも川柳になればうれしい。しかし才能は正直だ。ダジャレ道を楽しんでいる。

* ダジャレの秋:朝の散歩道:まるで哲学の道?ゆっくり散歩も時間の経過は不変の様だ!
・ リプチの森の木々も赤味がかってきた。皆さんも一緒に「”紅葉”観に行”こうよう”!心に”高揚”感がうまれるよ!」
・ 一体,誰じゃ?ダジャレ言っているのは?
・ 前のキクオウさんにキクゾウ(木久蔵)!
・ そもそも新企画だと言って「高田清太郎建築デザイン哲学展」を提唱してきたのは秋山孝氏である。あれから半年になる。何も手つかずである。ならば「哲学展」ならぬ「テツカズ展」ではいかが?
・ ブログに書かれていた中の言葉から選んで「金言」を集めた!と秋山孝氏はいう。私は心をくすぐることばに思わず“笑相”になっていると指摘されて自分に“エッソウ?”と鏡で確認するとキンゲンは「金言」でも「禁言」なのではないかと訝る。

* 秋山孝先生からの打診!2013年度のAPM新企画は「高田清太郎の建築デザイン哲学展!」に決めたと報告があった。
・ 何とも厳めしいタイトルである。
・ 先生が選んだ私の言葉30片から一前の絵・写真・スケッチをコメント共に掲げる。
・ 準備するように!光陰矢の如しである。あっという間に時間が経つ。それにしても荷の重い作業準備である。
・ “哲学展(テツガク展)”ならぬ“手つかず(テツカズ展)”になりそうである。
・ やりたいことは沢山ある。しかし日常の雑事にどれも手つかずのままである。準備できなければ口数展(クチカズ展)で進めたいところである。
・ そのまんま「テツカズ展」で「クチカズ展」にしてみようか?と言う誘惑にもかられる。
・ 口八丁手八丁とは?しゃべることもやることも達者なこと。手つかずとは違って実行力があるが響きは軽そうである。

* 八丁はもともと一丁の8倍の長さ。また“八つの道具を使いこなす意。「八挺」とも書く”物事に達者であること。だから「口も八丁、手も八丁」と言えば何でもできそうな職人芸でもある。

* 「油を売りに来たよ!」と言うので今忙しいからと言うと。いや、自分で勝手に入れていくから。
・ アッソウか?仕事の途中に怠けたり、無駄話などをして時間をつぶす「油を売る」ではなかった。本当の油売りであった。
・ 寒くなってきた。タンクローリーで石油が届けられる季節である。風邪などひかないように!

* 朝飯前!歩けば歩くほど腹が減る!
・ 日の出が遅くなった季節では散歩道も“まんま”ならぬ?
・ ご飯は別言葉で“おまんま(御飯)”そして、そのまんま!

* タカモクに新しい帽子が出来た。
・ 人に会ったら帽子は脱ぐことは礼儀だ!
・ しかし、取り組んでいる仕事に簡単に“シャッポを脱いでは何らない”ともいう。(シャッポはフランス語で帽子!)簡単に脱帽してはいけないと言うことだ。
・ どちらが優先か?そんな議論はポシャロウよ!

* 朝の散歩道は私の書斎!
・ 本を読みながら歩いているわけではない。歩いていると脳が活性化するのか。何の脈絡もなく突然やって来る言葉に出会ったり、今までの関係ないと思っていた素材が繋がり出したりする経験は私だけではないと思う。
・ 今まで難解だと思っていた問題の詳細を脳の中で目の当たりにしたりする。だから詳細(ショウサイ)は散歩道の書斎(ショサイ)から!

* 物思いにふけっていると歩いている事さえ忘れる。
・ 同じ道を歩くのだからどこを歩こうかという選択思考エネルギーは不要だ。
・ 夢中であればあるほど夢の中!よくぞ「足が地につかない!」と言ったものだ。
・ 今朝の散歩道で地についたのは3歩(サンポ)だけ?

* 散歩は最初の一歩からはじまる。歩みは徐々にスピードを上げていく。
・ 稲刈りされた田圃は次の年の“種まき”に準備を整える。
・ そして私の散歩道:可視・不可視にかかわらず出会う景色に“舌をまく”

* 何をくだらないことを!と“一喝”されそうであるが。そうしながら私は自分の思考を“一括”している。今朝も楽しき散歩道なり!