リプチの森でふたつのペンキ塗りが行われた。
建築/巣舞.間知.趣舞
すまいは巣舞
巣は形・舞は想い
想いを形に
巣舞るフォー・ユー
高田建築事務所リプチの森でふたつのペンキ塗りが行われた。
* 季節のつなぎ目は気候変動が激しい。
・ 春先のペンキ塗りの日程をあらかじめ予定に入れても、天候によっては中断を余儀なくさせられることも多々である。予想することは難しいのである。
・ 5月にリプチの森では二つのペンキ塗りが行われた。予定日は5月9日(木)と5月25日(土)であった。結果としてはとても天候に恵まれペンキ塗り日和になった。
・ 昨年は予定日を変更されたのに比べるととてもスムーズであった。
・ ひとつはリプチの森の中の福祉介護施設であるサポートセンター摂田屋である。特別養護老人ホーム20床の各個室前のデッキ部分と小規模多機能スペースと地域交流スペース前のやはりデッキ部分の塗装である。プラス隣棟グループホームのデッキ塗装である。
・ サポートセンター摂田屋は施設らしくつくらない。住宅街である。住宅らしい風格でつくりあげるのがテーマであった。このテーマはリプチの森の風景とぴったりと合致するのであるがその分木製デッキ部分も多いことになる。
・ こちらの塗装ボランティアグループは摂田屋5丁目町内会の友愛会有志8人と施設職員と私によって行われた。友愛会の参加平均年齢が70歳を過ぎているので開始時間は予め9:00から午前中をめどにゆっくりと作業しよう!であった。
・ 何時ものように指導に来てくださったK塗装社長様からは塗装の仕方の一連の説明が終わったところで“塗装面積も多いので出来る範囲で作業をすることにしましょう。残ったら別の日でもいいからとお互いに身体を無理しない範囲でやりましょう。”と注意があった。
・ 確かに面積にすると大層なものである。箇所にして全12カ所である。どこまで終わることやらと少々心配ではあったが結論から言うと1.5時間で完了したのである。12:00まで予定半分で終了したのであるからびっくりである。
・ 予定面積との読みが違ったのではない。何故かと言うとK塗装社長様が用意して下さった塗料は一斗缶2缶であったが、塗り終わるとぴったりと全部無くなっていたのである。塗装面積と塗料数の読みが全く同じであったのである。
・ してみると読み違いは塗装作業能力・作業スピードの読み違いにあったことになる。勿論、塗装職人の塗り方と素人集団での品質差は敢えて、ここでは語らないことにしてであるが。
* 老人ではない。正に豊人であった。
・ 長年鍛えた人生経験は塗装作業にも見ることが出来た。仕事の要領も決して無駄がない。作業場所も前もって打ち合わせして分担する暇もいらなかった。何時ものメンバーである。阿吽の呼吸はとても息合ったものである。無駄口は一つもない。ただ黙々と塗って行くのである。途中で休憩もない。驀進である。
・ こうして元青年団:現在豊人クラブメンバーの結束力は見事目標時間の半分で終了したのである。
・ その後の昼食会にタカダ特製鴨汁を振舞うことになっていたがこちらの準備が間に合わない。
・ 一緒に塗装していて30分前から料理に取り掛かっても楽勝と読んでいたのであるが。1.5時間前に完了したのである。
・ その日は丁度サポートセンター摂田屋さまが年4~5回行われる試食会でもあった。
・ のどを潤しながら食事をしている最中に出てきた話であるが、仕事初めにK塗装社長が自分たちを老人扱いで作業スピードを組んでいたことに対して発奮したのだと言う。
・ ここでも豊人の経験を見せつけられた一場面であった。
・ 毎年か?2年ごとになるのかはわからないが続けて行こう!とエールが入って会も盛り上がってきた。
・ とても有難うございました。
* もうひとつのペンキ塗りは同じリプチの森の中の水門柱とコラムであった。おまけにリプチ通りのごみ箱もついでにお化粧してくれた。
・ リプチの水門柱の塗装は今年で3回目になる。今年は5月25日(土)と早い時期から決めていたので天候の予想は番外であったが見事晴天に恵まれた。
・ 水門柱は井戸からポンプアップされた水が決められた時間にリプチ通りを流れるのである。冬以外には森人達は流れる水をバケツに入れて自宅の庭先やプランターの植物に散水するのである。この時間は集まる人々のコミュニケーションスペースとして仕掛けられているのである。
・ 水門柱は「イペ」という南洋材で作られており比較的耐久性のあるものであるが、それでも水と接する部分になるので痛んでくる。
・ リプチの森人達は塗装は余り長い期間をおかないで早い時期に塗装を重ね塗りしておくと結構長持ちすることを聞いているので皆様協力的である。
・ 今年も19本の水門柱とコラム約50本位を塗り上げた。昨年入居された方は今年初めてのリプチの森での森人との共同作業である。
・ そんな訳で新しく森人になった家族紹介の良い仕組みでもある。
・ こちらも9:00から始まって約1時間位で終了した。一部残ってごみ小屋も塗装してくれた。すっかりおめかし出来た小屋はリプチ通りにしっとりと若返ってくれた。
・ 今朝の散歩でも昨日塗装掛けられた水門柱・コラム・ごみ小屋が元気にコーラスしていたような気がした。
・ そして午後3時からはサポートセンター摂田屋の地域交流スペースにてリプチの森特製鴨汁パーティーである。
・ 今年の役員さんが主体になって食材の刻みから準備に入ってもらう。
・ ジャガイモ・鴨肉・ゴボウ・シラタキ・豆腐・長ねぎと大変多くの量を準備してもうことになる。大なべ2鍋である。
・ 調理は私が独占する。ダイナミックな調理に皆さんはびっくりである。醤油にしても一気にお湯の色調を見て決める。味は保証しないのである。大雑把なのである。私の性格そのままである。
・ それでも薄口・濃口の2バージョンをつくってみた。どちらが好きかは2鍋の中の選択であるから独裁鍋奉行である。
・ そして、美味しいと言う言葉が空中を伝わってくると、一人にんまり!している自分を発見する。
・ 子供達はとても賑やかだ。今までは摂田屋5丁目町内会は子供が減る一方であったがリプチの森が出来てから子供たちが大変多くなってきた。まちの元気も活性化も子供である。
・ 丁度交流会の途中にこぶし園小山園長がお客様をお連れしておいでくださった。岐阜の方で福祉関係の仕事をしていられる方だとお聞きした。
・ 地域の方と交流スペースが活用されている様子を正に垣間見られて感動されていた。丁度いいシーンであった。
・ 特に子供たちが楽しんではしゃいでいる姿を見て感激されていた。
・ 小山園長からはギターを片手に歌を歌ってくださった。皆に楽しき歌祝儀を下さった。有難うございました。
・ 総勢40名くらいの参加で行われたリプチの森の塗装ボランティアは地域コミュニティーのためにもとても良い仕掛けとして育ってくれることを今後とも祈っている次第である。
・ 参加者の皆様、ありがとうございました。
ペンキ塗り道具が並んだ:いざ出陣!
K塗装店社長から塗料の準備!
と思いきやもうすでに塗り始めている!
続いて我も我もの参加である!
手摺も丁寧にスピーディーに!
任せなさい、おいらはベテランだっち!
作業後の会が楽しみだ!飛び込みの小山園長さま
第二弾はリプチの森人による水門柱の塗装だ。会長の挨拶で一斉に作業開始!
リプチの丘のコラムも一気に塗りこむ(右隣りは弊社常設展示場:リプチの森の卵!
地域交流スペース前のコラムも一気に塗り込められた!
手数が多いと短時間で作業が終了
おまけにごみステーションも塗ってしまおう!
午後3時にサポートセンター摂田屋に改めて集まった。KIdsコーナではTVゲームでにぎわう!
サー宴会だ!
記念写真も忘れずに!
どーです。リフレッシュしました水門柱!