高田清太郎ブログ

カルチャー:契約調印式に立ち会って:感動物語



イベント

すまいは巣舞
巣は形・舞は想い
想いを形に
巣舞るフォー・ユー
高田建築事務所

*    10月4日(土):おっここ摂田屋市が今年も開催される。
・    11年前に当時の前島長岡駅長が摂田屋の町を見て驚愕されたそうである。地元で生活している私たちにとっては見慣れた風景だからさほど感動もしなかったが、外部の目を通して見ると歴史的建造物と産業が500メートル四方にひしめき合っている不思議な地域らしい。
・    町おこし実行委員会が早速立ち上げられて外部に発信して行こうと言うものであった。
・    矢先、中越地震で一年遅れたが、今年で10年目である。
・    東日本旅客鉄道発行のトランヴェール201409には「新潟・中越追憶と邂逅の道を行く」で特集が組まれていた。
・    その特集のファーストバッターが長岡市摂田屋:醸造の町を歩く「よみがえる歴史と文化の交差点」である。
・    なんといっても機那サフラン酒本舗の鏝絵の蔵が目玉である。摂田屋地域には登録有形文化財が7件も指定されているのであるから散策も楽しいの一言である。
・    醸造の町でつくられている様々な飲食材が販売される。
・    加えて、10月4日(土)のおっここ市は光福寺(戊辰戦争では河井継之助が全軍の指揮を取り長岡藩の本陣になった:ちなみに私の通った幼稚園でもある))から出発する武者行列も見ものだ。4km先の長岡市中心部の米百俵祭りと連携するのである。
・    更に、産学協同の出し物が出店する。
・    題して「CAT」である。長岡市内にある職業高校3校の頭文字をとってCATである。
・    C:コマーシャルハイスクール(商業高校)・A:アグリカルチャーハイスクール(農業高校)・T:テクニカルハイスクール(工業高校)

*    同日に秋山孝ポスター美術館長岡:APMでは秋の企画展が開催されている。
・    又、上組小学校の6年生の児童が製作した私の夢の家が宮内駅から雁木どおりに展示される。製作者である児童が自ら学芸員に変身して説明してくれるからこちらも楽しい。
・    文化は一朝にしてならず!文化は一歩一歩つくり込められていく。正にカルチャーである。耕すのである。

*    巣舞づくりは人生最大の投資事項のひとつと言っても良い。そして設計過程や建設過程で楽しむものであることをお忘れなく。
・    しかし、同時に巣舞づくりのパートナーを探すのには大変な労力を使うものである。
・    様々な情報を集めて検討に検討を加えて設計・施工の会社を決める。そして、契約である。その契約には大変な決断が必要だ。
・    営業担当から契約の同席依頼が来ることしばしばある。
・    私は、調印式後、折角の機会なので当社を選んでくださった理由を聞くことにしている。
・    沢山の建築見学会をみておいでの方もおられる。
・    競合(どの会社にしようかと悩まれる)が多くなればなるほど使われる労力も増大する。
・    いくつかの事例をご紹介したいと思う。
①    当社の他に何社くらい見られました?
すると、高田建築事務所さんしか見ていません。(これは珍しい返答であった)
どうしてですか?奥様が20年来の希望だったと旦那が言う。自分が家を建てる時はタカダに頼もう。と決めていたと言うのである。
理由があった。ごじぶんのご実家の前で当社で建てさせていただいた巣舞があり、見学会を見たときからタカダのファンだったと言うのである。あれから20年。ご主人も奥様に負けずに感慨深いものがあったこととご推察する次第である。
とても嬉しいことである。

②    当社の他に何社くらいと打合せされました?数社だと言う。しかも競合会社にはローコスト会社も含まれている。
それでも当社を選んでくださった理由は?聞くと、他社の見学会に行っても四角の家で白い箱が並んだだけの印象がとても強かった!であった。高田建築事務所の見学会は全部違う。しかも空間が楽しい。価格の差が分かる建築夢追い人であった。

③    どうして当社を選んでくださいましたか?と聞くと、対応してくださった方が良かった。また、高田建築事務所の見学会ではどこの家もとても拘りのある設計であった。(そのこだわりは建築主様の拘りであるが) そして個性があるのにどことなくどっしりしていて気分の良い空間であった。と、(嬉しき生の声である)

④    ご契約してくださった方とその後お話していると、どこかで弊社と関係している方がいるのは不思議である。勤務先の先輩後輩同僚であったり、スタッフの親戚の知り合いだったり、趣味の集まりで一緒だったり。築縁様のお友達が弊社をアッピールしてくださったと言うのであるから感謝である。

⑤    O様のアパート工事の契約が先日行われた。最短二回の打合せで契約完了であった。(当社にとっては珍しいケースである)
・    時間にして正味2週間:しかり、O様の場合には40年+2週間と考えると良い。
・    弊社経理部長の姉妹のお宅であり、ご自宅の住宅建築させていただいて35年・長女さんの巣舞を建築させていただいて30年・メゾネット式の賃貸マンションを建築させていただいて25年・更に貸家の調剤薬局を建築させていただき20年・その後もメンテナンス・リフォーム工事を現在も沢山頂いている。
・    その経歴と成果である。
・    リピーターは私たちにとってはとても嬉しいことである。実際の建築工事の前の関係づくりのフォーマットはすでに終了しているのであるから、直ぐに建築の話にはいる事ができる。
・    建築家ミース・ファンデル・ローエ(?)が言ったことを思いだす。5分間のスケッチで設計料を普通に請求したというエピソードである。建築依頼者はたった5分間なのに?しかし建築家は言った。私の5分間は60年と5分間です。・・・・と!

*     話は沢山あるのだが、今日はカルチャーの話:農業高校はアグリカルチャーハイスクール。アグリ:農作物;カルチャー:耕す・育てる。
・    私たちの仕事も正にカルチャーである。未開の土地を開拓していくのである。
・    私たちの前には線路がない。しかし歩いた後には足跡が出来る。
・    小さな一歩一歩が大切。
・    収穫の季節である。ぶどうも、りんごも、なしも美味い。
・    新米の価格も下がったがおいしさは上がった。春に苗を育て、田に植えて、沢山の手を加えていよ

いよ刈り取りだ。価格に上下現象があっても豊作は嬉しい。
・    巣舞づくりもカルチャーと言っても過言ではあるまい。