似て非なるもの!リフォーム!とリ・フォー・ミー!
建築/巣舞.間知.趣舞
すまいは巣舞
巣は形・舞は想い
想いを形に
巣舞るフォー・ユー
高田建築事務所
* 新築住宅の伸び悩みが続いている。
・ 消費増税後の数字が顕著だ。勿論消費増税だけのせいだとは思っていない。ただ、その現象がこの時代に余計に重なったものと考えるほうが妥当である。
・ 確かに、昨年9月までに請負契約をしておくと今年の4月以降の施工でも消費税は5%のままに据え置かれる。この経過措置が取られたことが影響を及ぼしている事は否めない。
・ しかし、一度はじまった少子高齢化現象に歯止めは掛からず国の予算は高齢化対策へ一層拍車が掛かることは避けられない。
・ 建築種類には「新築」・「改築」・「増築」・「移築」と敷地と建築物の関係で様々に呼ばれる。
・ そして、少子高齢化時代には「減築」なる言葉が付加され流行りだした。
・ 家族構成に出入りがあったのは今も昔も変わらない。将来の生活スタイルにも対応できる様に面積的にもあるレベルは確保されていたのであるが、子世帯が独立し夫婦二人になることが確実になったときには、ためらいながらも不要の面積を削ってしまう決断を強いられる傾向があるのだ。
・ 「増築」に対する「減築」である。
* 日本の家屋の平均寿命は30数年と言われている。
・ 欧米に寿命と比べても破格の差である。
・ 一時中古住宅の価格は10年たつと上物はただ。建物の評価はなしだと言うのである。土地の売買価格で取引されたのである。
・ インフレ社会だと次に建築資金が自然的に生まれてきて従前の建築を建て替えるのが社会風潮であった。デフレ社会ではそれがストップしてしまう傾向が大である。
・ 一世を風靡した標語に3Rがある。3R=リサイクル・リユース・リドュースの頭文字である。
・ もったいない!は日本語:ノーベル平和賞受賞のマアタイさんの言葉を通して逆輸入である。
・ 恵みである自然エネルギーを大切に:物自体を粗末に扱うのではなく大切にしようと言う標語でもある。
* 生活スタイルが要求するリフォームとリ・フォー・ミー!
・ ものが古くなったり元々持っていた機能がなくなったときに部品を取り替えることは一般的にはメンテナンス工事と言われる。所謂、品物の持つ寿命期間として誰もがなっとくするものでもある。
* 子供の成長と共に部屋を大きくしたり増築したりする時には用途機能確保優先のリフォームを手掛ける。
・ それに対して自分の趣向に合わせた生活スタイルを空間で一変させたいと思う希望も大きくなってくるものである。
・ スケルトン(構造・骨組み)はそのまま変えずインフィル(内部空間)だけを変えてしまうことを弊社では、「リ・フォー・ミー」と呼んでいる。
・ 直訳すると、合言葉は「再び私の生活スタイルのために!」である。
・ このときには今までの面影さえなくなる空間が誕生するのである。
* 先日お引渡させていただいたS様邸は正に「リ・フォー・ミー」の現場であった。
・ 大規模リフォーム現場はリフォームからリ・フォー・ミーへ!
・ S様邸はスケルトンインフィルのリフォーム:
・ リフォームと言うと生活機器が古くなったり機能低下がおきた時に取り替えたりするニーズに答える工事が圧倒的に多いと聞いた。
・ しかし、生活スタイルも変わってきているのでプランニングから全部変えてしまう。もう一度私のスタイルを考え直す素晴らしい時間でもある。
・ S様邸の躯体は:スケルトンはRC造:築35年である。長年住み続けてきたがここで若手にすまいを譲り、自分達は隣接する木造家屋を改装して住むことになった。
・ 春に計画を立て、夏から工事に着手である。そして11月末の先週お引渡しである。
・ 御引渡前に社内検査がなされる。その時にご主人がたまたま現場におられた。その時に顔を輝かせて、とても良くなりました。とはち切れんばかりの笑顔であられた。
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* ・・・・そして尚届いた嬉しい情報:
・ 建築をしていて一番嬉しいことの一つに建築主様から感動していただけることである。
・ そして、今までの生活スタイルが一新されることで生活に喜びが生まれるからである。
・ 更にすまうお子様たちの顔を見ることが好きである。
・ 子供たちは我家を誰に遠慮することなく素直に評価し満喫してくれるからだ。
・ 本日はブログで先日引渡させていただいたA様邸のお子様達からのラブレターを掲載させていただきたいと思う。(A様からはご許可済)
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リフォーミー前の玄関とリフォーミー後の玄関! リフォーム前リビング リフォーミー後リビング
リフォーム前和室 リフォーミー後和室 リフォーム前キッチン リフーミー後キッチン
リフォーム前個室 リフォーミー後個室(子供室) リフォーム前サニタリー リフォーミー後サニタリー
リフォーム前トイ リフォーミー後トイレ
A様邸お子様達から届いたラブレター 「当社営業へ・設計へ・工務へ」そして「各職へ」
カラフルなお手紙で大きな元気を頂いた。感謝である。