ご講演タイトルは「チーム力の育て方」
エッセイ
すまいは巣舞
巣は形・舞は想い
想いを形に
巣舞るフォー・ユー
高田建築事務所
・ 佐藤和也先生は明訓高校で29年間野球部の監督をしてこられた。
・ この間、夏の甲子園大会に7回、春の選抜で1回、合計8回の出場経歴の持ち主である。
・ 高校野球を卒業して2013年度からは新潟医療福祉大学野球部の監督に就任された。
・ 今までは新潟県内で硬式野球のチームが無いのでこれからの開拓が必要であるとのことで佐藤先生に白羽の矢が立ったらしい。
・ 著書として「新潟明訓野球の秘密」(草思社)2013年がある。新潟日報書籍コーナーでベスト2としてランキングされていると聞いた。
・ 先生のご講演を聴いて是非とも読んでみたいと思った。
* 佐藤和也先生のご紹介文がインターネット(新潟医療福祉大学)に載っていた。一部転載させていただく。
・ 近年、新潟県の野球は、高校野球・社会人をはじめ、全国大会での活躍が目覚しくなってきています。しかし、新潟県の大学は、硬式野球部が少なく、大学野球 があまり浸透していません。
大学野球を盛り上げ、新潟県の野球発展に貢献できるよう、小学校から社会人が繋がる活動をし、新潟から神宮へ、そして日本一を 目指します。また、関連病院の新潟リハビテーション病院と連携し、野球を断念しなければならないような重大な障害の予防や故障を繰り返さないための動作改 善の研究など医療系総合大学の特色を活かした取り組みも行っていきたいと考えています。
<経歴>
長岡高校→日本体育大学出身
新潟明訓高校
野球部監督(1984~2012)
甲子園出場 夏7回(ベスト8 1回)、春1回
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・と掲載・ご紹介されていた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
* さて、私も参加させていただいた佐藤先生のご講演は1時間弱の会であった。
・ その一時間はあっという間に飛び去ってしまった。もうちょっと時間があれば沢山聞けたのにと少々残念であった。(面白いか為になる話は何時も時間が早く過ぎてしまう)
・ ご講演タイトルは「チーム力の育て方」であった。
・ 参加者は取引銀行の経営者の皆様の集まりであり、会社内のチームワークと重ね合わせて傾聴されたに違いない。
・ いくつかの話をかいつまんで紹介させていただくと。
* 使い慣れたものは小さく感じる。
・ 慣れ親しんだものや人に対してはどうしても過小評価してしまいがちである。
・ 反対に慣れ親しんでいないものや人に対してはその人を過大評価してしまいがちである。
・ (良き距離感を持っていれば良い部分が見えてくることになる。)
* 「楽しいこと」事は時間が短く感じるもの。そして、その楽しいことを「もっと」と思うものである。そして、もっと沢山練習すればそれなりに「上手」なるのである。「結果」として数字や勝敗や順位が出てくる。そして、その結果が前よりも良くなれば更に楽しくなる。
・ 「楽しい」――「もっと」――「上達」――「結果」のよきサイクルが成績を上げてる。
* ニュートン時間とベルクソン時間:
・ ニュートン時間:時計ではかれる客観的な時間の流れのこと。
・ ベルクソン時間:生きる密度によって感じ方の異なる時の流れのこと。
・ 楽しいときは時間を短く感じるのは正にベルクソン時計のことである。
・ 腹時計は?
* 人には長所・短所がある。良き所を見るようにしていくとその人の能力はどんどん伸びる。
・ 短所を直していくことに力を注ぐとその人の長所まで出てこなくなるらしい。
・ 反対に長所を伸ばしていくと短所は消えていく。
・ 一言で「あら捜しはやめよう!」と感じた。
* 信頼がチーム力を発揮する。
・ 信頼とは自分が纏っている鎧を脱ぎ捨てることである。自分を裸にする。自分の弱さを見せる。ゼロからの出発である。
・ 今までの実績を背景に着ていては信頼の距離感は縮まらない。
* そして何よりも大切な基本は「笑顔」対応と「ユーモア」である。
・ のびのび状態を継続する環境をつくることの大切さ。
・ 人生は泣いて笑って合計100点:しかし、それは半々ではない。
(生徒から教えられたこと)
泣いてシクシク:4X9=36
笑ってハッハッハ:8X8=64
合計100点である。数字の軍配は笑いにある!とご紹介された。
* 講演ではA4の白紙が配布された。
・ 自分の愛用している携帯電話・スマホの大きさを書いてみよ!
・ 21cmの長さを書いてみよ!
・ 1万円札と千円札の大きさをスケッチせよ!
: 人間の感覚の不確かさが示された
: 感覚が感性に昇華する時!
* かくして、かつての運動部の暗い練習風景が如何に間違ったものであったか?
・ 確信が佐藤先生の笑顔の中にこぼれていた。ご講話感謝!いつかもう一度お話をお伺いしたいと強く思った。
とても感動書です!元気をいただけるご本です!是非ともお読みください!