異議なし!ナンセンス!二語しか話せない団塊世代?
エッセイ
すまいは巣舞
巣は形・舞は想い
想いを形に
巣舞るフォー・ユー
高田建築事務所
* 先日「世界一受けたいおもしろい日本語授業」と題して金田一秀穂先生のご講演を聞いた。
・ 祖父が言語学者の金田一京介氏・父は国語学者の金田一春彦氏といえば誰でも強面と思いがちである。
・ 一方で秀穂先生はテレビクイズ番組にも多く出演されており、そのキャラクターは周知の通りである。学者風と言うよりもタレント風を前面に打ち出されている馴染みの先生でもある。
・ 二度目の受講者である私にとってはどんな切り口でお話されるか楽しみであった。
・ 今回の話題の中心は「敬語」であった。その取り扱いについて言及されていた。
・ 開口一番で、敬語の分からない・使い方を知らない年代はどの年代でしょう?20代・30代・40代・50代・60代・70代?と質問された。
・ 答えは30代と60代だという。特に団塊の世代である65才以上が最悪との事であった。正に我がジェネレーション・団塊の世代である。昭和22年・23年・24年の現在65才以上であるという。
・ 語彙の少ないのもこの世代の特徴であり、異議なし!ナンセンス!の二語しか話せない年代であると一刀両断であった。????
・ 敬語を使うことによって、
① 相手を心地よくする!
② 自分の地位を高めている!
と二つの事に言及され分析された。
委細は書かないがとてもすとんと胸に落ちる話でもあった。
・ 最後に、最上級の敬語の事例として、皇后陛下の敬語の使い方を通してのお話であった。
・ 結論として敬語は敬語のためにあるのではなく、如何に敬語を使う人・聞く人・その場所にあった格好・姿が大切であるとの事であった。
・ 大変為になる話であった。