高田清太郎ブログ

美術教育・佐武賞受賞



エッセイ

美術教育・佐武賞受賞・
職場体験とインターンシップ

すまいは巣舞
巣は形・舞は想い
想いを形に
巣舞るフォー・ユー
高田建築事務所

*    元上組小学校(長岡市)の黒井美智子教諭が教育美術で佐武賞(佳作賞)を受賞された。
・    佐武賞は美術教育の実践報告や研究論文を表彰するもので今回は「第50回教育美術・佐武賞」だという。(新潟日報20150812の17面に掲載)
・    現在は名木野小学校勤務(見附市)であるが、受賞内容研究は上組小学校時代に行われたものである。
・    黒井先生の報告のテーマは「学校から地域そして未来へ」である。
・    子供学芸員活動を通じて、地域と関わりながら児童が主体的に活動できるようになる様子を考察したもの。
・    活動内容は大きくは三つに分かれている。
①    「こだま美術館(上組小学校内美術館)」での企画展及び子ども学芸員活動
②    地域での企画展及び子ども学芸員活動
歴史的建造物が並ぶ摂田屋地域で行われる「おっここ市」やAPM秋山孝ポスター美術館長岡・そして駅前商店街との連携で自分達の企画した作品展示を自分達が学芸員になって道行く人々に発信していく活動
③    新潟県立近代美術館での鑑賞活動及び子ども学芸員活動
・    元々上組小学校は美術教育を中核に学校運営がなされている歴史がある。
・    そして、摂田屋は歴史ある醸造の街である。歴史的建造物や登録有形文化財に指定された建築群が佇む。もともとのキャンバスはあったのである。
・    加えて6年前に地元出身アーティスト・グラフィックデザイナーである秋山孝多摩美教授が開設したポスター美術館の威力は大変大きいものであった。
・    APM(秋山孝ポスター美術館長岡)・地元商店街・高田建築事務所・タカモク(高田建築事務所の資材・現場部門)の連携が生みだしたものである。
②    の地域での企画展及び子ども学芸員活動について言えば、
・    元々は5年前に上組小学校教諭として在席されていた長谷川太郎先生から持ち込まれ始まった企画であり金澤健志先生(パリ日本人学校勤務今春帰国)に引き継がれたものであった。そして黒井先生にバトンは渡された。
・    弊社とのコラボレーションは木工工作を2~3時間で作り上げると言う即興創作でもあった。
・    今年も上組小学校の6年生70数名が9月に高田建築事務所にやって来る。タカモクの建築資材の廃材で半日大工さんになってテーマに沿った木工製作が始まる。
・    かつて、完成した作品は、10月の第一土曜日のおっここ市に合わせて屋外展示する作品づくりでもあった。
・    そして子ども達のトンカチの音と共に秋は深まって行くのである。
・    以上一部をご紹介させていただき黒井先生の受賞を共に喜びたいとおもう。

*    今年も弊社に職場体験とインターンシップがやって来る。今年は、
・    三つの小学校から数名が職場体験である。
・    二つの大学からインターンシップで数名が研修にやって来る。
・    良い街は学校教育機関と地域の産業とが住宅地内と連携が取れることである。摂田屋にはその素地がある。弊社にもそんな環境創造企業としての理念が実用化している事が何よりも嬉しいことである。