小学校の女の子たちの感性に感動! 嬉しいご契約に同席して:
エッセイ
すまいは巣舞
巣は形・舞は想い
想いを形に
巣舞るフォー・ユー
高田建築事務所
* 今年は消費増税前夜である。
・ すまいづくりをお考えの方は増税前に!と思うのは当たり前。1000万円で20万円である。建設費2500万円でお考えの方にとっては50万円アップになる。大金である。
・ 住宅には固定資産税がかかっているから消費税を二重に掛けないほうがいいと思うのだが今回も軽減税率の適用はされそうにない。
・ そうなると今年も一時的に忙しくなる年になることが予想される。
・ 細かいことだが2016年9月までに契約した人に限って翌年2017年4月からの消費増税(8%から10%に)からは除外される特例が採用されるのは前回2014年のときと同じだ。
・ かつての消費増税前年と翌年では住宅着工数に大きな差が出てくるから皆頭を悩ます。
・ その反動を嫌う産業界に政府は増税後に様々な得点税制を用意している事も事実だ。
・ 急ぐあまりに衝動買いには要注意である。ましてやすまいづくりは一生の大切な事業であるからである。
・
* そんな中で1月末日にご契約頂いた I 様のお話しは私を感動させた。
・ 契約式は巣舞づくりをお考えの皆様にとっては大変大きなエネルギーを使って決断を要求されるステップであることに間違いない。
・ I様との調印式後のお話の中で私からの質問はどの位弊社の見学会を見られました。と質問?すると、数限りない!と返答があった。凄い!
・ なんと奥様は20数年前からだという????
・ エッである!まだお若いのに?
・ 実は、年齢は32歳ですがと前置きされて、小学校生の時から高田建築事務所のファンだというのである。
・ びっくりポーンであった。
・ 何でも長岡市四郎丸小学校のプールに隣接して建築された時(1990年竣工)にとても格好いい家だと想ったと長い間思いをためておられたという。そしてこの度ご自分の家の建築契約になった。と満面笑みでお話された。
・ これって凄くないですか?
・ 思わず、「奥様すばらしいです!」そしてそんな奥様を選ばれた旦那様もすばらしいです!などと言ってしまった。
・ このお巣舞はO様邸である。ネーミングは「居包陣の家」であった。
・ 一般的に雪国のすまいづくりは南側を開放して明るい住まいを作らせていただくのであるが、O様はむしろ直射日光の入らないように南側に窓を取らないリビング空間を所望された。すかさずやって来たネーミングは異邦人ならぬ居包陣であった。
・ それにしても小学校の女の子が20年以上も前から弊社の巣舞づくりに想いを馳せていただいたことにただただ感動である。
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* 昨年末に上棟されたK様は28年前に建築した親御さんの家:H様邸(1998年築)で育った。
・ 打合せにおいでの時に奥様から“28年ぶりに高田建築事務所のドアを開ける事ができた!”とご挨拶された。
・ 最初は何のことかと????であった。話をお聞きするとご実家を建築したとき自分は小学校4年生だったと。
・ これって凄いことだよね!とスタッフに興奮をそのまま伝えないで居られなかった。
・ 小学校の女の子の感性は凄い!
・ 上棟日には親御さんもお出ででした。お祝いに駆けつけたご近所の方と餅まきを楽しむことが出来た次第である。
* 更に数年前のお客様で弊社の築縁様の多塔屋根の巣舞:K様邸で育った娘さんが住まいを作るときに高田建築事務所をご指名くださったことを重ねて思い出した。
・ その時娘さんは小学生であった。設計打合せをしている時に遠目で見ておられたに違いない。
・ しかし、問題が有った。それは奥様が高田建築事務所で!と何の迷いも無く決めていたにも拘らず旦那様がどうしても某ハウスメーカーのブランドを所望されていたのだ。
・ そのときの私の助言は“総合展示場に展示されている建築は明日から住む方の巣舞ではなく展示の為のもので建設費も高価な破格帯になっていますから。一般的の等身大のものを見せていただいたほうが宜しいですよ!と。
・ その後の打合せからご主人も積極的に参加された。
・ この方も小学校の時にすまいづくりしている親御さんと高田建築事務所のすまいづくりを目の当たりにされていたと聞いて。正に感動物であった。
* 毎年、某生命会社による幼児・児童(小学校6年生まで)のなりたい職業ランキングが発表される。
・ 男の子はサッカー選手・野球選手は毎年最上位で順位を決して譲らない。
・ 女の子の第1位も「食べ物屋さん」は変わらないがベスト10の中に「デザイナー」志望の子が近年多くなって来たとコメントがあった。
・ 女の子は男の子と違って巣舞についてはとても感性豊かなのだナーとあらためて想った。
・ そして巣舞づくりはおまけやキャンペーンでは無く巣舞づくりそのものの本体勝負であるべきだ!と心したいものである。
・ 消費増税がきっかけでも消費増税の為に建てるのではないことをあらためて小学生の女の子の心から教えていただいた。
* 弊社も正に経営理念を確りと持ち続けるところから取り組みを忘れてはならないことであった。
・ 40+1年目のとしプロジェクトはまさにこのことだ!