高田清太郎ブログ

ことばの小窓「値札のない鰻重弁当」



エッセイ

すまいは巣舞
巣は形・舞は想い
想いを形に
巣舞るフォー・ユー
高田建築事務所

*    土用の丑の日:夏バテ解消には鰻重がいい。
・    近年の弁当専門店の弁当は安くておいしい。お米はコシヒカリで惣菜数も沢山ついて500円~700円である。手前料理よりもかなりのリーズナブル格安感をぬぐえない。
・    先日、弊社の副会長殿はコンビニで鰻重弁当を買った。値札がついていなかった。(見落とした?)
・    しかし、いつもの様にエコノミック弁当価格をイメージしたみたいである。
・    弁当を温めていただいている店員に値段を聞くタイミングを失った?という。
・    温められた弁当を渡すときに打たれたレジは2690円だったという。
・    一瞬、「エッ?」であったという。
・    勿論、食べたらそれなりに美味しかったとコメントくれた。それならそれなりの価値はあったのだから満足?
・    しかし、満足だったと言いながら不満足顔であったから聞き直した。
・    値札がないときは必ず価格を聞くこと!だそうである。価格を納得して購入したものには高価であればあるだけ期待して食し、そのまま満足?だったはずであった。

*    わたしたちの仕事も同じである。
・    最初の段階で設計仕様を決めたものの変更が発生した時は差額をはっきりと言う必要がある。
・    建築主様にすれば、変更しても価格提示がないとサービスされたかな?と自分尺度で勝手に測りがちである。建築業者側は変更すれば価格の増減はあるのは当たり前とおもいがちである。
・    だから、打ち合わせ事項の共有とホウレンソウだの徹底!は必要である。
・    そして、ホウレンソウだの徹底の後に必ず「いつまで?いくら?」を付加しなければならない。
・    良き教訓を頂いた鰻重弁当騒動(?)であった。