ことばの小窓「芝生に水かけは私の仕事」
エッセイ
すまいは巣舞
巣は形・舞は想い
想いを形に
巣舞るフォー・ユー
高田建築事務所
* 夏真っ盛り!今年の夏は全国的に多雨である。豪雨でもある。
・ 今年の特徴でもある線状降水帯の積乱雲発生は各地に河川の氾濫・土砂崩れの被害を多発させた。
・ 50年以上も安泰だったわが地元でも先日は避難勧告が出たくらいである。
・ 天災は忘れたころにやってくる(寺田虎彦氏)!
・ 被害にあわれた地方・人々には一日も早い復旧・復興を願うものである。
・ しかし、ひとたび雲が引いていくとすぐに真夏日の温度に戻る。
・ 寒暖の差が激しければ激しいだけ、温度差の変化に体がついていかない。身体の調子がだるくなってくる。
・ 家に帰れば冷たい泡物が待っている。一杯の旨さは格別だ。正に夏の効用でもある。
・ しかし、芝生や草木に必要な水は人の手に頼らざるを得ない。
* 今朝は曇り空、焼けるような朝の温度ではない。そよ風らしきものも時々頬を撫でていく。
・ それでも我が社の前に植えられた芝生は水を欲しがっている。たっぷりと水をくれなければならない。
・ 通勤してくるスタッフにもシャワーホースをたむけ、「水は如何?」
・ その返答は千人鮮色でありタイプも様々である。
・ 拒絶型:「いらない!」「やめてください」
・ 心配無用型:「間に合っています!」「大丈夫です!」
・ 未来予約型:「そのうち暑くなったら!」
・ 過去形型:「お家で飲んできました!」
・ 無言型:「無言なのに多くのことを語ってくれる=また変なこと言って皆をかまっているの?と言いたげに:よく見慣れている顔だと思いきや愛妻殿であった」
・ この種の返答は否定的になりがちなのに当社のスタッフは肯定的であることがうれしい。