旅も勉強!~歴史ある建物を巡る旅~
デザイン・インテリア
日々のこと
先日のお休みに、山形県に行ってきました。
大学時代の友人に案内してもらいながら、上山温泉を中心に山形市~南陽市をドライブ散策。
今回はこの旅で得られた、魅力的な建築の一部をご紹介します!
●1日目
まず初めに、小学校をリノベーションしてつくられた複合施設
『やまがたクリエイティブ シティセンターQ』へ。
デザインや構造の歴史的価値から、国登録有形文化財に登録された建物が、2022年に再び始動しました。
こちらが外観。
中は教室単位で、カフェや美容室、オフィス等が入っています。
学校の雰囲気に懐かしさを感じながら、食事やお買い物を楽しみました。
続いて、『山形県郷土館 文翔館』
こちらも歴史を感じるレンガ造りの建物で、国指定重要文化財となっています。
大正時代の趣を楽しみながら見学。
左右対称のデザインはこの時代の建築の特徴です。
床材のデザインも幾何学的で素敵!
こちらは階段ホールの巾木と柱の取り合い部分。
巾木が柱のカーブにあわせて加工されていました。。。細かな職人技です。
他にもそれぞれの部屋の壁・床・天井全てが少しずつ違っていて、
こだわりの詰まった作品でした。
●2日目
この日は南陽市に移動して、古民家再生をしてつくられた商業施設、『つるのこ』 へ。
こちらはカフェやシェアオフィス等が入っており、
私たちはその中の日本茶屋『清海波』さんで休憩しました。
ちょうど節分だったので、可愛い鬼の練り切りと日本茶で一息。
店主さんとのお話を楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごせました。
なんとこのお店は、店主さんのご主人が内装屋さんとのこと。
至るところにこだわりポイントが散りばめられていました。
こちらは客席へ向かう小上がりです。上り框は一枚もの!
その形状に沿うように、床材が絶妙なカーブを描いておさめられています。
店内のカウンターの一部も一枚板でつくられており、割れ目の部分には真鍮の部材を埋め込んで加工していました。
乾燥によって狂いやすいという無垢材のデメリットを、デザイン性を維持しながらカバーしています。
入り口は格子の扉、軒先には白色の鎖樋。
チューリップのような可愛らしさが、建物に親しみを感じさせているように思えます。
最後は高畠町にある『旧高畠駅』
こちらも国の登録文化財で、
高畠石という地元の特産物を使用した主に石造りの建築物です。
内部に入ることはできませんでしたが、黄色い外観がとても可愛らしく、思わず沢山シャッターを切ってしまいました。
今回の旅では細かな手仕事に感動させられる場面が多く、
ものづくりっていいなあ~と改めて思いました。
これからも想いのこもった住まいづくりができるよう、
日々勉強🔥の気持ちを大切に、業務に励んでいきたいです!
新潟営業所 営業設計 酒井