現場進行中
社長ブログ
十月の半ばを超え、朝は秋らしく涼しい日が続いています。
一年でも晴れ間が多くさわやかなこの時期が私は大好きです。ちょっとした車移動でも夏とは違う涼やかな景色を感じます。
今回は進行中現場を紹介したいと思います。
緑豊かな立地に建つ工場プロジェクト。
幅約9m、奥行約29mの建物ボリュームをスリーヒンジ工法でつくる計画になります。
無機質になりがちな工場に、デザイン性、特に構造・工法と一体となった空間全体に力強さが広がることを意図しています。
スリーヒンジ工法は以前もプロジェクトがあり、
第一弾は摂田屋エリアにある「機那サフラン酒本舗」のすぐそばに建つミライコンパス。
第二弾はフォレスタカダが開発を進める新たなエリア、ダイバーシティ川崎の一号棟。
そして第三弾目となる今回のプロジェクトになります。
内容も 2層 ⇒ 平屋 ⇒ 平屋大スパン と変化してきています。
現在は合板で塞ぐ前の構造フレームの骨組みが見えており、リズミカルな構造デザインと迫力に気持ちが高揚します。
構造フレームは工場である程度組み立てをし、残りを現場で組んでワンフレームにして起こす、という流れ。
工場での組み立ても大工さんが奮闘してくれました。
近くで見ると部材が太く存在感あったものが、組みあがると工場の広さから部材が繊細に見え、軽快感が生まれています。
同じ部材の大きさでも、それが作り出す空間スケールに合わせて、見え方が変わると実感します。
窓から見える外の緑にも癒されます。
中で作業される方にとっても良い環境になるのではないでしょうか。
その環境が良いと思うのは「いいなぁ」と実感することもあれば、
無意識に理解していることもあります。
特に無意識の場合は、違う条件を想像するとその豊かさに気づくきっかけにも。
例えば建物が立ち並ぶ敷地に建っていれば、窓から見える外の景色は異なり、受ける印象も変わってくるでしょう。
私たちには経営理念が3つあり、最後の一文は「輝ける未来に貢献する環境創造企業でありたい」を掲げています。
ここで言う環境は住まいもあれば、オフィスなど働く場所など、私たちが身を置く周辺の環境です。
人が長くいる場所が豊かな環境であれば、そこにいる方の心に良い影響を与えていきます。
この工場で働く方にとって、誇りに思える豊かな環境創造ができることを楽しみにしています。