タタミの魅力
住まいづくり
デザイン・インテリア
みなさんのお家にタタミのお部屋はありますか?
私の実家は築40年程で、ほとんどの部屋がタタミでした。
椅子に座るという行為を、家の中ではあまりしてこなかったため、アパート暮らしになった今でも、床に座る方がなんだか落ち着きます。
日本に住んでいる方々には、やっぱりなじみ深いタタミ。
お家を建てる際は、和室やタタミスペースを設けたい!という方も多いのではないでしょうか。
当社では今まで様々な形で、タタミを取り入れた空間をご提案させていただきました。
今回はその一部をご紹介したいと思います!
■LDKと一体のタタミスペース
LDKの一角にあるタタミスペース。床の高さが揃えられているため、建具を開けるとLDKと一体になって、とても広さが感じられます。和紙畳の灰桜色という色も、お部屋全体の雰囲気にとても馴染んでいます。
こちらの住まいでは、お家の真ん中にタタミスペースがあります。一段高くなっているタタミスペースの下部は収納に。
一段上がっていることで、椅子に座る人とも視線が近づきます。
また、タタミを中心にLDK、洗面脱衣室、お風呂、トイレが配置されているので、ぐるぐる回ることができるプランになっています!
■独立した和室
LDKとは完全に分離して設けられた、3.75畳の和室。
重心を低くする地窓は、空間の広がりを生んでくれています。
部屋自体は決して大きくないですが、広さが感じられ和室としてとても魅力的だなと思います。お休みの日に、こんなお部屋で一日中ゆったりしていられたら幸せだろうな~なんて思います。
■縁側のようなタタミスペース
リビングから、一段上がって設けられた3.5畳ほどのタタミスペースです。
掃き出し窓が設けられており、その先には庭が望めます。お茶会をする光景が目に浮かぶような素敵なタタミスペースです。
縁側のような、こんな場所でお昼寝できたら気持ち良いだろうな~と思います。
■タタミ×椅子
リビングに設けられたベンチのようなタタミ、下部は収納になっています。
そして、障子からは柔らかい光が差し込んできて、ここでもゴロゴロしたくなっちゃいそうです。
さりげなく窓際に設けられたタタミは、お部屋の印象を、ぐっと落ち着きのあるものにしてくれています。
■ホール×タタミ
2階のホールに畳を敷いたカフェスペースです。
タタミを敷くことで、廊下がただの廊下ではなく、滞在できるスペースになっています。
階段を上ってきたら、本棚からお気に入りの漫画を手に取り、こちらのカフェスペースに。漫画喫茶のようにゆったりとした時間を過ごすことができます。
さらに足元に設けられた小窓から、1階にある薪ストーブの暖気がのぼってきて、冬でもポカポカです。
■タタミの玄関ホール
最後はこちら、タタミの玄関です。
タタミの玄関ホールは、非日常的で、高級旅館に泊まりに来たかのような気持ちを味合うことができます。
また、ホールの奥には来客用としても使える和室があります。来客を大切にするという、和の心がとても感じられる、素敵な玄関ホールになっています!
■番外編
2019年~2023年までの期間でご採用いただいたタタミについて、何色が人気だったのか集計してみました!
※「DAIKEN和紙畳」をご採用いただいた事例のデータになります。
最も人気だったのは...「灰桜」でした!
ほんのり赤みがあるグレーで、モダンな印象を作れるタタミです。
続いて1票差で、「若草」!
木に近い色で、どんなお家にもマッチする色かと思います。
写真では、縁有なことも相まって、かなり和の雰囲気が出ています。
そして3位は「銀白」でした。
タタミと言えばこの色!という方も多いのではないでしょうか。
とても馴染み深い色で、最も和室感を感じられる色かと思います。
写真のように、木部を着色してみるのもとってもかっこいいです。
集計してみて、「灰桜」は、リビングとつながっているタタミスペースに、「若草」や「銀白」は、独立したタタミスペースや和室に多くご採用いただいていることが分かりました。タタミ選びのご参考になればと思います!
タタミのいろいろな使いかた、いかがでしたでしょうか。
みなさまのご要望にそった、素敵なタタミのつかい方をご提案させていただきます。
新潟営業所 設計 古市