温泉で感じた色
デザイン・インテリア
日々のこと
やっと秋が見えてきたかもという今日この頃。そろそろ、温泉にでも…、なんていう季節ではないでしょうか。
ということで、
「老人憩の家 心起園」さんを訪ねてきました。
場所は、南蒲原郡田上町
湯田上温泉の交差点を、少し南へ進むと看板が見えます。
こちらが「心起園」さんの外観です。
実は、「箱の家」という作品で有名な、難波和彦氏が設計し、1975年に完成した建物です。
管理をされているお父さんに料金を支払い(私のような20代の来客は珍しいようで、たくさんお話ししてくださりました)浴槽へ。
ちなみに料金は400円。町内の60歳以上の方は年間利用券が1000円程でした!
4畳ほどのお湯にお父さんたちと4人で浸かり、沢山お話を聞かせていただきました。
・「体はよく洗え」という話
・昔、自衛隊にいた頃の話
・その後、国道を作っていた話
・「ここのお湯は熱くないけど、直ぐに芯まで温まるよ」という話
・お父さんのお家の場所
話の通り、黄褐色でぬるめのお湯に、直ぐにのぼせそうになりました。
とっても良いお湯でした!
(脱衣場では私の話をたくさん聞いてくれました。)
こんな感じの休憩スペースが4つほどあります。
休憩スペースからぽーーっとホールを見ていると、、、「色がかわいい!!」と、ふと思いました。
カラフルなカーペット、コンクリートの灰色、赤青黄色のはっきりとした天井、いろんな色があるのになんだかまとまりもあって、とても魅力的です。
ホール(照明も、豆電球や、蛍光灯がリズムよく配置されています。)
彩度を落とした色はおしゃれで、最近とても人気もありますが、ビビッドな色もやっぱりかわいい!!と思いました。
というわけで
ビビッドな色のアクセントクロスをご採用いただいた事例を、いくつかご紹介したいと思います。
■トイレに
閉じた空間で、面積も大きくないので、色を変えるのにおすすめです。こちらの事例では、一面を黄色のクロスにされていて、全体がとても明るい印象になっています。
■ホールに
ホールに、少し緑の入った青いクロスをご採用いただいた事例です。
壁の面積が広いホールに、はっきりした色を取り入れることで、お家全体を印象付けてくれています。
■収納に
パントリーの壁面に黄色をご採用いただいた事例です。さりげないところに、ビビットな色が現れて、とてもかわいい使い方だなと思います。
■施設でも
こちらは、リフォーム物件です。保育室に黄緑を使い、明るさと落ち着きがある空間になっています。
■お部屋の凸部分に
LDKに隣り合った洗面室が凸になって現れた部分。緑色のクロスを三面巻くことでLDKの愛らしいアクセントになっています。ランマがあり、洗面室への採光も◎
そして、こちらのお宅では、記念すべき1000回目の見学会が開催されます!
ご入居宅見学会となっており、お住まいと豊かな暮らし方をご覧いただける特別な見学会になります。
是非ご来場ください!!
【ご入居宅見学会 9/16.17(新潟市中央区女池)グリーンベリーの家】
□ちなみに(秋葉区文化会館)
こちらは秋葉区文化会館です。灰色の中に鮮やかな黄緑色の階段が強烈なアクセントになっています。この黄緑色、個人的にとても好きです。
「老人憩の家 心起園」さん、とても良いお湯と、優しいお父さんたちに、心も身体も芯まで温まりました。もう少し秋が深くなってきたら必ずまた行きたいと思っています。
皆さんもぜひ、一度訪れてみてはいかがでしょうか。
そして、いろんな建物の色使いも、是非気にかけて見てみてください!
新潟営業所 設計 古市