小さなこだわり「框?笠木?幅木?」
住まいづくり
デザイン・インテリア
框(かまち)、笠木(かさぎ)、幅木(はばき)と聞いて、何のことかわかりますか?
私も入社したばかりの頃、聞いたことはあるけど、
どこに使われて、どういった用途があるのか、わかりませんでした...
この「框、笠木、幅木」実は必ずと言ってもいいほど、住宅に使われているものなのです!
そこでどこに使われるのか、どういったものなのか、簡単にお伝えしようと思います。
①框(かまち)
玄関や勝手口、階段等の段差部分にフローリング材や木材の切断面を隠す化粧材です。
また、框の中にも種類があり有名なところだと上がり框(あがりかまち)、床框(とこがまち)、縁框(えんがまち)など、場所によって様々な名前があります。
②笠木(かさぎ)
内部では階段の手摺や腰壁の上部に乗せる化粧材、外部ではベランダ、バルコニーの手摺などの化粧材としてや、建物の躯体を腐食から守る材料です。
③幅木(はばき)
壁を保護し、納まりを美しく見せるため、床と壁の取合い部に使用する材料です。
床と壁との取合いは床材の乾燥収縮などにより、隙間ができることがあります。巾木はその隙間にゴミが溜まるのを防ぐ役割を持っています。
また、掃除機を使用する際に壁にぶつけてクロス等に傷がつくのも防いでくれます。
木製以外にも軟質プラスティック製や石製、金属製があります。
框、笠木、幅木ですが、
色を合わせて一体感を出したり、わざと外した色で存在感を出したり、
大小変えたり、厚くしたり薄くしたりすることで雰囲気が変わります。
建物全体と比べると小さなところですが、このような名脇役の材料たちが建物の仕上がりや美しさを左右しています。
他の部分(廻り縁、壁見切り材など) について、まだまだお伝えしたいことが沢山ありますが、ぜひ自分だけの小さなこだわりを持って、住まいづくりをしてみてはいかがでしょうか!!!
新潟営業所 工務 S