小出福音基督教会
教会
『長い間の念願』
・小出福音基督教会様は歴史がある分、老朽化に伴い改築の必要に迫られていました。長い間の検討の末、新会堂は旧会堂から約500m位離れたところに移転する事に決定。第一期工事は購入した中古住宅を改装して牧師館とし、礼拝は旧家屋のリビングダイニングを利用する。
・第二期工事は年を変えて引き続き礼拝堂部分のみを新築とする事になった。
・本工事は旅をしながら礼拝するのに似ており、まさに礼拝を守りながらの工事になりました。礼拝する場所は建物ではない事も十分に学ぶ事が出来ました。
『小出』
・小さなからし種は芽を出すとやがて空の鳥が止まるほどの大きな枝を張る。
・信仰はからし種程あれば十分である。要は信仰の大小ではなく信仰の有無が問われているのである。小出は小さな芽からはじまるこの言葉にとても似ている。
・『福音』とは良き知らせ!そのものです。小出基督教会様はその福音が述べ伝えられる、まさに居場所であることを願って!
『一つの十字架』
礼拝の時に仰ぐ十字架と日常生活の中に仰ぐ十字架が一つ
・小出福音基督教会様の礼拝十字架は、実は道行く人々の仰ぐ十字架と一緒であり、『一つの十字架を仰ぐ』時に初めて『誰でも自分の十字架を担って従って来なさい。』と言われた主様の御言葉に通じるのです。
・各自の十字架は聖壇の両脇の木片の積み重ねで教会員一人一人の象徴となっています。
『小さいけれどきらりと光る教会堂』
・礼拝空間としては60名~80名を収容できる大きさを希望される。音楽会・伝道集会時は100名以上の収容能力を期待される。
・木造の一般軸組み構造ではスパンがとびすぎており、柱・筋違等が室内に出てきて限られた空間を圧迫する事になる。そこで湾曲集成材でフレームを組む事とします。
・大空間を構成する湾曲集成材は 白く化粧され 聖壇両脇の木片と呼応し優しい空間になっています。
・結果として室内礼拝空間は平屋でありながら外部から見たよりも大きな空間を確保する事が出来ました。