バーバパパならぬ、ジージママがやってきた
エッセイ
事実は小説よりも奇なり?
現場は標識よりも奇なり?
年が明けて新年を迎えたと思ったら、もう1月も今週で終盤である。何とも早いスピードである。雪国の風景は、スノー・ベイビィに始まり様々な造形物をつくり出して賑わっている。厳寒期でもやはり朝の散歩をしないと一日が始まらない。沢山の表情が、私のカメラシャッターを催促する。何とも楽しい「時間・空間・建築(?造形)」である。
雪国は、季節によってルールが変わっても暗黙の合意はいたるところにある。特に、道交法は豪雪になるとあちこちに積み上げられた雪で機能しなくなる。反対に標識を後押しして、現場でダメ押しする風景に出会うことがある。
通行止め標識よりも、現場ではもっと強く通行止めを強要する標識風景に出会うことがある。ブルドーザー除雪で堆雪スペースになった道路と見え隠れする通行止め標識は、何とも楽しいハーモニーである。
正に「事実は小説より奇なり!」。と言うよりも「現場は標識よりも奇なり!」である。(どうです?このごろ合わせ!雪国人である私は雪が降ると頭が冴えるのです。そして益々、駄洒落が多くなるのです。)
絵本の国の“バーバパパ”は、様々な姿に変身出来るから子供たちの人気者である。雪国の雪たちも風や温度や水の条件で百変化するのであるから、私は“ジージママ”と呼ぶことにしている。と言うことは、先週書いたスノー・ベイビィはジージママの生んだ子供の一人であると言っても良いことになる。(再発見であった?な?に?が?)
人間の欲望に鳥のようになって空を飛びたいと思うと、飛行機が発明され飛ぶことが出来るようになった。タイムマシーンに乗って、時間をタイムスリップすることもそう遠くなさそうである。と思えばもうすでに昨日夢うつつに親鸞さんに出会ってきた。(五木寛之氏の小説)
絵に描いた餅!とはよく言ったものである。町内の収納コンテナーに描かれた雪だるまが、雪が降ると息を吹き返すのである。絵に描いた雪だるまは餅ではなかった。
事実は小説よりも奇なり!
現場は標識よりも奇なり!
醸造の町”せったや醤油”さんも雪化粧 通行止め標識も肩身狭し 現場は標識より奇なり
雪芋虫 名札に確りと吸着した雪芋虫の足 大河の原型のフラクタクル(工場内土間)
太古に生まれた大河の原型を見る ジージママ1 ジージママ2
ファルコンが着地 尻を車に轢かれた 雪髭爺さんゴミステーション 竹君達と雪帽子較べ
雪ギズモ 雪を待ちに待った雪だるま君(町内物置コンテナ) 雪坊主
ジージママ 陸の波になりたい お母さんに抱っこされた白ちゃん(赤ちゃん) 摂田屋の兵馬俑
桜は二度咲く!事務所前は雪桜 いよいよ冬のオリンピック スケートシューズがアンテナで受信
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