10月10日は「巣舞るメッセージ500回記念シンポジウム」お出かけください。
イベント
改めて500回を振り返って
*巣舞るメッセージ500回のチラシを並べてみた。スマイルと言うアルファベットが浮き上がってきた。500回の巣舞〔すまい〕を観ていただくことが出来た。
モザイク調・アラベスク調に並べただけでも美しいシルエットである。また、500回の迫力が伝わってきた。〔デザインはネオスさん〕一つ一つ・一軒一軒が光っている。その光の総体が500回記念である。
「想いでは重いで!」一軒一軒に掛けたエネルギーは建築主様(弊社では築縁様と呼ぶ)と弊社スタッフが一生懸命に作り上げてきたものである。それを現場が確りと受け止めて監督と職人がつくり上げてきたものである。そしてそれを観ていただく住宅見学会である。
一軒として同じ家がないのであるから掛けて来た設計エネルギーは大変、きっと、大きくもある。
そもそも、同じ設計図の巣舞いが無いから来会者は何度会場に足を運ばれても新鮮さを保つことが出来たのではないかと推測する。
時に自分の思っている住まいがまさに自分の目の前にあったり。時に予測をはるかに超えて話しかけてくる現場もあったと多くの建築主様からも聞く。そして、時に自分の巣舞い方と合わない巣舞づくりにも多々出会ったことであろう。個性ある巣舞(すまい)づくりはその家族にとっての巣舞づくりだからである。一般的な規格住宅ではなくまさに「個性を大切にした世界で一軒だけの我が家」が想いが確りと流れていることなのだろう。
だから弊社では「住宅見学会を巣舞るメッセージ」と呼んでいるのである。巣舞い探しをしている人々に正面からメッセージをお届けしたいからである。
会場を貸してくださる建築主様は、自分達も巣舞るメッセージを通して勉強させていただいたので、自分達のすまいづくりも観ていただきたい。又、参考にしていただければ幸いだというボランティア精神そのものである。
*前置きが長くなったが、2010年度は巣舞るメッセージ(住宅見学会)が500回・建築棟数が2000棟の節目の年である。感謝と感動をお届けしようと全社一丸になって考えてきた。
・一つは:20100803長岡花火にてベスビアス超大型スターマインを“高田建築事務所と愉快な仲間たち”で上げさせて頂いた。
ニコニコスマイル君と500回の文字型花火から打ち上げが始まり、X花火・色花火・白銀花火・緩急をつけながら最後はカヤブシの音花火である。 感動の花火であった。予算はダイヤモンドとは行かないがジェムとして確りと輝いてくれた。
「巣舞い人さま有難う!木族の会・職人さんありがとう!そしてスタッフご家族さま有難う!」を合図に打ち上げ開始であった。
・そして、もう一つは:20101010〔日〕13:30~17:00にホテルニューオオタニ長岡NCホールにて記念シンポジウムが開催される。是非ともお出掛け下さい。
テーマは「育む」である。
20101010巣舞るメッセージ500記念の年イベント:NCホールにて!
「育む」が通奏低音に流れる大テーマです。今回はその第一回・VOL1と位置づける。
基調講演とシンポジウム
第一部:基調講演:
・稲川明雄氏(河井継之助記念館館長)が語る近代史:「龍馬を育てた女性たち」
第二部:シンポジウム:テーマ「育む」
・パネラーは
・斎藤公男氏(日本大学名誉教授・構造デザイナー・日本建築学会前会長)
・秋山孝氏(多摩美術大学教授・秋山孝ポスター美術館館長)
・稲川明雄氏〔河井継之助記念館館長〕
・コーディネーター:高田清太郎〔高田建築事務所代表取締役〕
・司会:近藤麻智子NSTアナウンサー
会の運びは:
スペシャルトーク:お三方+コーディネーターから一言
・斉藤公男先生が語る建築と技術から見た歴史:「人を育む=建築・技術」
・秋山孝先生の語るアートの歴史:「人を育む=美術・教育」
・稲川明雄先生が語る歴史が示すもの:「人を育む=歴史・時空間」
・高田コーディーターが語る:「人を育む=巣舞・間知づくり」
「育む」ステージにはTPO:時(Time)と場所(Place)と状況・情景(Ocasion)がある。
そんなTPOから当てはめて考察するのも今回のシンポジウムの一手でもあるのではないだろうか?
① 歴史から:稲川明雄先生からは:その時が持つエネルギーを坂本竜馬を通して教えていただきたいと思う。
② 空間から:斉藤先生からは空間は設定されていなければ何もできない。人間が生きてきた自然環境から身を守る。外敵から身を守るためにも人を守る空間が必要であった。これは気宇壮大なところまで発展して行きそうだが、その歴史を、そして今後の方向を考えて行きたいと思う。
③ アートから:秋山先生からはアートの中でも伝えなければ成らない言葉や時代を含めて一枚のポスターで集約することを通してアッピールする。そして育てていく時代のエネルギーと話があります。先生からのテーマは“何故、人は絵を描いてきたのか?描く必要があったのか?人を育む意味の上で!
④ 間知から:人と人が住む巣舞いが連立すると間知が出来る。その距離観・アート性・空間間は人間が住む中でとても凄いことであった。居心地・安全・安心・成長する間知
坂本竜馬の空間・アート・間知はどんなだったのだろうか?
「育む」に対する「崩壊」:同時進行性存在でもある。生まれたものは時間と共に必ず朽ちていくのであるから。育むとは崩壊を考えることでもある。
生老病死:人間が背負って生きていかなければ成らない運命
生を育み・老を育み・病と闘い〔受容・闘病〕・死を営む〔次の世代に一粒の麦になる〕
龍馬はその時代にそのステージでその状況での特殊解であった。TPO
初めに言葉ありき!弊社は節目々々にロケットの推進エネルギー源を言葉に求めてきた。
初めに言葉ありき!は弊社のヘッドコピーでもある。言葉は創造の原点でありエネルギーそのものであるから。
巣舞るメッセージ:住宅見学会500回記念を考えることは、即、高田建築事務所の歩んで来た歴史を振り返ることでもある。
弊社の仕事は一般的に「住宅づくり・住まいづくり・家づくり」と言うジャンルに区画されるが、弊社では「すまいづくり」を「巣舞(すまい)づくり」と呼んできた。巣は形・舞は想い!目に見えない想いを目に見える形にすることでもある!
その想いは安心・安全性、居心地・快適性、機能性、美的センス、強度確保の上に成り立っている。総称して、一人ひとりが異なった個性ある「居場所」の追及でもあった。
個性はその人の持つ趣味の居場所を形化するために「趣舞(しゅまい)」とも呼んできた。
そして、夫々の個性が重なり合って住まう「間知(まち)づくり」への挑戦でもあった。
500回記念を契機に、これからも様々な想いを重ねながらテーマを掲げて追及して行こうというものである。
何れにせよ、テーマの通奏低音として流れている言葉は「育む」である。
何故ならば、私達は環境によって育まれ、生かされている生命体でもあるからである。
人を育む環境
キーワード「育む」:生み出す・それを成長させる。
人それぞれに様々な「育む」観があっていいのではないかと思います。
育てることは育てられることと同義語である。
教えることは教わること。教えることは学ぶこと。
弊社の経営理念の一節に:「輝ける未来に貢献する環境創造企業でありたい」とある。
まず、いつの時代も、世の中に蔓延している暗さの断片を切り取ることは出来るが、明るい未来は中々展望できない。後を振り返ればルネッサンス〔文芸復興〕という大波であったり、産業革命は大きな技術革新の大波を起こし、希望の未来を切り開いてきたと言っても良い。
又、いつの時代も悩める人はおり、そのエネルギーが明るい未来を作るのであるから。
ロダンの考える人は輝ける未来の創造エネルギーとしてはとてもピッタリである。
(Y・S氏の作った作品がある。当社のモクード空間でオープニングの時に設置した。とても面白い。ロダンの考える頭部である。)
当社のモクードオープニングの時のタブロー!
500枚のチラシを並べてみたらスマイルなるコードがでてきた! 荒波を乗り越えてきたスマイル号・これからも!
宇宙に飛び立つスマイル号もエンジン全開である。