適度のストレスが能力を育夢!
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適度のストレスが能力を育夢!
猪突猛進ならぬ犬突猛進
晩秋の風物詩:漬物作業風景* 猪突猛進(ちょとつもうしん)とは、ウィキペデアによれば
① 目標や指針などに向かってイノシシの様に突き進むこと
② 頑固な人が、向こう見ずにことを進めること
③ 前後のことをよく考えずに、相手(物事)にぶつかっていくこと などを表す
* 先日、いつもの散歩道でMさんの犬の散歩に出会った。突然猛烈な勢いで100mを走ったのである。凄いスピードであった。突然何事かと思った。何が起きたのか?
・ イヌの名前はハッピーである。
・ 犬の種類はシェットランド・シープドッグ(シェルティー)コリー犬を小さくしたような犬である。犬の百科事典には書かれていた。特徴はハーディング能力は根強く、動くものに咬み付いたり吠えたりするため、小さいお子様のいる家庭には不向き。言い換えれば護衛犬としての能力は高く番犬向きです。知能は高く神経質であるため、一貫性のない飼い主をリーダーとして認識しません。
・ なぜ突然ハッピーは疾風の様に走り出すのか?と飼い主のMさんに聞くと「電車を見ると一緒になって突然突進する習性があるんです。」と聞いて面白いと思った。猪は前後観ずに進むのであるがまさにこの犬のハッピーは猪と同じであった。
・ 唯走るスタイルは猪ではなく競走馬の様でもあった。
・ E=mC2(エネルギーE=質量m×光速度cの2乗)であるから、小柄だと言ってもスピードがすごい衝突したらこちら側のダメージがとても大きなものになる。ひやひやしながら見つめていた。写真を撮ることさえ忘れてしまった。後になってMさんとハッピーをパチリ!
・ 何と「猪突猛進」ならぬ「犬突猛進」であった。突然の発信は凄いストレスをかけている。犬が猪に変身する瞬間を見たような思いがする。
* 晩秋の風物詩の一つに漬物作業がある。
・ 散歩をしていると軒先に天日干しされるために掛けられている大根が無意識のうちにも目の中に飛び込んでくる。
・ 我が家の漬物は毎年長岡菜と沢庵漬けである。有難いことに大好きな野沢菜は何時も頂くのでこちらは自宅では漬けなくても済む。
・ 長岡菜は先日女房が一人でやってくれた。沢庵漬けは先週の日曜日の天気に押されて即決行となった。自慢ではないが我が家の沢庵漬けはとてもうまい。少々品格も醸し出してくれるから今年も女房のアシスタントとしてお手伝いした。我が家の御袋の漬物味は次代の私たち夫婦に引き継がれてきた。漬物はその家庭だけの独特の個性ある味が生まれるから不思議でもあるが。
・ 倉庫の軒裏に天日干しされていた大根を取り込むところから作業は始まった。立会いしたおじいちゃんからの意見では、今がちょうどいい!らしい。これ以上になるとカリカリ干しになると言う。
・ 元々大根は毎年親父の従兄弟でもあり弊社の築縁様でもある駒村さんから分けてもらっている。駒村さんは長岡野菜を作っておられる大農家でもある。今年の注文の大根数は70本であった。
・ こぬかがないと始まらない。昨年から委託田圃を作ってくださっている農家の吉沢さんに電話すると直ぐに持ってきてくれた。後は我が家に備蓄されている鷹の爪・塩・ジョウゲン・色付け・ザラ糖である。女房は毎年夫々の素材の割合を記した手帳を見る所から始まる。大根の重さを測る。重さで加える素材の量が変わる。
・ 大根を並べ混ぜたこ糠を隙間なくかける。同じように6段済が出来たところで最後に葉っぱの部分を上に載せる。塩を少々かけて重石を載せるのである。この重しが軽いといい沢あんが出来ない。だからできるだけ重石を載せる。
・ 重石ストレスを加えないと酢味が出て来ると言う。ひどい場合には腐れが出るとも聞いた。人間と同じだなと思った。適度なストレスはその人をその人らしくするためにはなくてならないものである。
・ 後は、熟成を待つのみである。今年も楽しみである。
ハッピーは電車の方向を見つめる?
飼い主のMさんとハッピー
軒に掛けられた大根たち
降ろされた大根たち 鷹の爪
こぬかに鷹の爪を!
桶が用意される
鷹の爪・塩・ジョウゲン・色付け・ザラ糖
サー大根が桶に取り込まれる
綺麗にきちんと行儀よく並べられた大根たち 一層毎にこぬかがまかれる
最後は大根の葉っぱ部分をかけ並べる
そして重石である=ストレスをかける