高田清太郎ブログ

高田建築事務所の一努会とAPM大学のコラボレーション!高田建築事務所と愉快な仲間たちが打ち上げる長岡大花火大会!



イベント

信濃川両岸観覧席は満杯だ!弊社スタッフも家族とともに楽しんだ!     育夢創造花火!打ち上げ開始です!

すまいは巣舞
巣は形・舞は想い
想いを形に
巣舞るフォー・ユー
高田建築事務所
*    二日目の長岡花火に先立って3日(土)午後(13:00~16:30)は弊社年3回(4月・8月・12月)開催される一努会(社内啓蒙活動)である。
・    APMがオープンしてからは会場をAPMにて開催させて頂いている。
・    しかも、APM大学との乗合での開催である。講師もそちらの関係筋になることも多である。
・    そして、APM大学は第21回目を迎えた。
・    今年の一努会は二人の講師にお願いさせて頂いた。APM館長であり多摩美術大学教授の秋山孝氏と長岡造形大学教授の平山育男氏である。
・    両先生とも持ち時間の1.5時間を目一杯に熱く語り語りかけてくださった。何時もなら質問コーナーが設けられるのであるが、そんな訳で質問の時間が取れなかったはとても残念であったが。長岡花火の鑑賞が組み込まれているので時間厳守であった。
・    参加した皆さんにとっては今回の一努会も大変な勉強になったこと確信しております。
・    両人とも、さすがその道の一流人のご講演であった。

①    13:00~14:30:秋山孝先生の自作を語る。
・    演題はメッセージイラストレーションポスター14選「声なき声を聞く」展であったが、
・    企業は人材が大切!と言う切り口からお話が始まりまった。
・    一枚の限られた紙面で示されたポスターが伝えるものは何か?建築コンペの手法にも類似した表現方法は私達に学ぶものが大きいと思う。と先週は話ししていたところである。
・    作品が出来るまでの苦闘とプロセスを学ぶことが出来たような気がする。私達建築を志している者達にも当てはまる共通の心境の吐露であった。
・    ストレスが無ければ仕事は生まれない。恐怖におののく事が如し!と。
・    長岡商業100周年記念碑の制作過程で予算の壁・新しい形への壁・工期の壁:多くの壁が立ちはだかっていたが、それらが様々な知恵のコラボで見事出来上がって行く過程を見て感動したこと懐かしく話してくださった。
・    丹羽宇一郎氏の言葉を引き合いに出されたことも意味深長であった。「企業経済の真髄は人材育成である」
・    良い人材とつながったことにより良い仕事ができた!「日大名誉教授の斎藤公男先生とのコラボのことを話された。」
・    そもそも、斎藤先生と秋山先生との初コラボは斎藤先生が日本建築学会長職にあられた時に企画されたアーキニアリング展のポスターを秋山先生に依頼されたことから始まった。
・    喜びはどこからやって来るのか?何回も何回も考えに考えて作品が出来る所にやって来る。
・    自前一人でやる挑戦の凄さはある。しかし同時に複数でやって行く素晴らしさを経験した。
・    もう一つの汗=ふつう方程式では解けないもの:直観力のセンスの大切さがある。
・    習慣力:40%は習慣力でルーチンワークされている。その上に味付けをすることで新しい作品が生まれてくる。
・    ともかく、制作過程は息苦しいものである。それくらいでないと創造的仕事はできない。
・    でかい仕事よりも良い仕事がしたい。
・    映画は写真と音楽とストーリーで作られている。作者は伝えたいことを仕組んでいる。
・    いくつかのポスターの解説をされて締めくくられた。
・    一枚のポスターの中に何を伝えようとしているか知るべし、一人静かにAPMに足を運んで作品と話してほしい。共通してメッセージイラストレーションポスター展では「人間は成長しないが、愚かしさが見えてくる」そしてそのことが世界に影響を及ぼしていく。

②    15:00~16:30:平山育男長岡造形大学教授による「われ斯く建築に向かう」と題してご講演であった。
・    元々、平山先生からはAPMの建築物が歴史的建造物であることを証明して頂き修復に補助金を頂くことが出来た経緯がある。
・    そののち、APM(秋山孝ポスター美術館長岡)は長岡市から都市景観賞を頂くことになった。
・    古い建築物を解明する時につねに考えるのが「いつ誕生したか?」「いったいこの建物は何者なのか?」「どうしてこのような形になったのか?」
・    APM(旧北越銀行宮内支店・その後、元田上商店さん倉庫からの変遷)・吉沢仁太郎商店の建築の謎解きを通してその実例を話された。
・    ものを作る:技術には時代性が必ずある。
・    「技術には形がある:形には意味がある」
・    「時代・技術・造形」の三位一体の構造を指摘された。
・    様式は地域で作られ伝承されるもの。
・    地域として建築文化を醸成。
・    生業に基づいた造形。
・    ・・・そして「答えは常に目の前にある」
・    長岡市の配水塔の謎解きである。
・    全国にある給水塔の存在・その形の意味についてお話された。
・    解き証はまるでコロンボ刑事のごとく?ガリレオの福山氏みたいな錯覚を覚えた。
・    ・・・・・・
・    両先生からはモノづくりの楽しさ、その真髄の歴史を紐解いて頂いた。
・    建築創造と同じ視点を共有できたような気がした。参加者の皆さんいかがでしたか?

*    講演会が終了後二日目の長岡花火鑑賞会場に直行である。
・    今年も弊社も高田建築事務所と愉快の仲間たちで打ち上げたのである。
・    少々落ち度もあった様であるが、それも愛嬌。ベスビアス超大型スターマイン「育夢創造花火」はとても元気な花火であった。
・    今から来年の花火が楽しみである。







天地人花火はとてもアーティフルだ!

クライマックスを迎えるフェニックス花火は長岡花火の大目玉!

長生橋の上に大輪の花を咲かせる3尺玉!

APM大学第一講は秋山先生!

聞き入る参加者達!

APM大学第二講は平山