高田清太郎ブログ

河北のすまいマガジン



建築/巣舞.間知.趣舞

すまいは巣舞
巣は形・舞は想い
想いを形に
巣舞るフォー・ユー
高田建築事務所

*「ハウジング新潟」〔新潟日報社〕に匹敵するすまいづくり雑誌を計画中!

*    河北のすまいマガジンの編集者からの電話インタビューの依頼がやって来た!
・    震災後のハウジング特集をするとのことであった。
・    そこで、中越地震を被災した建築家のご意見を聞きたいというものであった。
・    電話インタビューの時間は2月3日(月)の17:00~ということで調整させていただく。
・    事前情報では取材内容は
①    どのようなストーリーで4ページをまとめるか?
②    震災後ということをうけた設計・家づくりの方向性
③    具体的な施工例
④    いただきたい素材・データ関連

*    準備:エピローグから!
・・・・・・・

*    地震が起こって以降の建築に対する考え方が変わったか?
建築に対しての元々の基準はあまり変わりないが。身体に受けた打撃の大きさに心情的にとてもショックであった。
・    中越地震の特性について話さなければならない。
・    被害の大きさによって後の対応〔メディアの取り上げ方・行政の復興意欲:具体的には助成金の大小の違い〕が変わるから
・    M6.8:震度7:私の巣舞は震度5強・6弱の地域であった。
・    余震が本震と同等のクラスが3つ続く!
・    常在戦場!〔河合継之助〕が、長岡藩の藩風になったのは、藩主の牧野氏の家風
・    地震予知は出来たか?半年ほど前に雪工学会の有志が信濃川と魚野川の合流地点に立って地震の準備をするようにと行政に対してのサジェスチョンがあったと言う。GPSからの地殻移動データからの警鐘!を元にリポート!
・    インフラの破断:ライフラインからライフスポットの考え方!が再登場。地震後に最初に復旧が求められるのは電気水道ガス関係のインフラ復旧工事である。
・    仮設住宅への考え方が変わる:スピード・より快適に〔長丁場が予想される〕
・    日大斉藤公男名誉教授との仮設ツール研究あり!

*    住宅だけでなく介護施設のあり方も問われた。
・    介護施設は、より住宅のような建築になってきた。 福祉施設を施設建築から限りなく巣舞へ!
・    とかく災害が起こるとハード面の強化が最優先させられる。
・    すると後世からは短絡的であったとの指摘を免れない。復旧・復興対応が遅れることは第一に避けなければならないが、将来のビジョンのない対応こそまた回避しなければならない。
・    建築は強用美の総合芸術であるのはイタリアの建築史家であるヴィトルヴィウスの言葉を待つまでもない。地震で倒壊家屋が発生。その下敷きになり圧死者が出てくる。人を包み込む巣舞の構造は堅固でなければならない。人命第一の建築が求められるゆえんである。
・  ヴィトルヴィウスは続ける。強さに美しさが無ければ建築とは言わない。又、機能用途を満足しなければやはり建築とは言えない。と!

*  質問は続く

①    土地に対する考えかた。
・    建築敷地・造成地は盛土か切土か?盛土地の被害が大きかった。

②    地盤改良は有効であった。100年の土地が若い?・    地盤改良地は大変効果があった。地震波によってその土地の持つ耐力が大きく異なる。

③    建築形状に対する考え方
・    出来るだけ整形が良い。
・    ハイブリッド工法も効を奏した。

④    屋根雪に対する考え方が変わった:荷重を載せない。雪荷重は構造計画する上で大きなファクターである。出来るだけ自然落雪がいい。出来る場合と出来ない現場がある。
・    屋根雪荷重を載せない:自然落雪式:融雪式が
・    耐雪式だと耐震壁が多くなる:閉鎖式になる。そこでコア形式の提案をした。
・    やじろべえ住宅:ハイブ:プラッツ住宅:

⑤    構造金物を確り整備し装着する。阪神淡路大震災で見たマリオネット現象?

⑥    構造に腐れやシロアリによる断面欠損がないように定期的管理する。

⑦    高床式住宅は危険と言われていたが頑丈であった検証が出来た。剛性の高い基礎が出来たと同じ効果。

⑧    2世帯住宅が多くなったような気がする。絆・共助精神・

⑨    地域包括支援センター:介護のあり方:介護施設が施設から在宅への時代背景

⑩    間知作りへの挑戦意欲高まる。

⑪    コミュニティーの活性化!の間知づくり!

⑫    提案:雪に対する高床は地震に対して強かった。津波にも2m~3mくらいのところでは有効ではないだろうか?

*地震と巣舞のあり方を時系列的に考えてみると
①    地震がやってくる前の準備:〔意識が届く範囲・行動が伴う範囲〕
;〔想定内・想定外はある〕
・    地震の歴史と危機管理対応力
・    元々常在戦場感覚:地震国日本の使命!準備に怠り無く!
・    倒壊しない建築・人命を守れる巣舞・シェルター感覚
・    非常時準備:食料・エネルギー・電気通信インフラ対策・
・    建築的には屋根雪に対する考え方:屋根雪荷重を載せない:自然落雪式:融雪式
耐雪式だと耐震壁が多くなる:閉鎖式になる。そこでコアー形式の提案をした。
やじろべえ住宅:ハイブ:プラッツ住宅:
・    構造金物を確り整備し装着する。阪神淡路大震災で見たマリオネット現象?
・    構造に腐れやシロアリによる断面欠損がないように定期的管理する。
・    地盤改良は有効であった。100年の土地が若い?
・    高床式住宅は危険と言われていたが頑丈であった検証が出来た。剛性の高い基礎が出来たと同じ効果。

②    地震発生さなかの対応
・    緊急避難所:公設なものと個人的な居場所確保問題・
・    構造的に安全でも運動場ではプライバシーがもてない。〔様々な対応策あり〕
・    車中一ヶ月ではエコノミー症候群が発症!

③    地震後の対応
・    仮設住宅:流浪の民:ジプシー:
・    公民館・体育館内生活:プライバシーの確保問題あり。
・    インフラ整備:ライフラインからライフスポットへ!〔原始的風景〕
・    間違いを正す:瓦屋根が重いから良くない?〔耐雪型のほうがファクター大〕
:高床式が危ない?大きな剛性基礎ができた。強い。

*    住宅と介護施設のあり方。

*    事例集:リプチの森のたまご(200年住宅:ライフスポット的導入・自然落雪屋根・維持管理対策等級4・耐震等級3等級(展示場の機能上1F間仕切り部分耐震壁カットにつき現状は2等級)・省エネルギー対策等級4)
:サポートセンター摂田屋:介護施設とのコラボ
:ハイブリッド構造:コアー式プラン:やじろべえ+プラッツ+ハイブリッド
:屋根雪対応:多塔屋根