奇跡・軌跡・喜積!
エッセイ
すまいは巣舞
巣は形・舞は想い
想いを形に
巣舞るフォー・ユー
高田建築事務所
* 4月中旬:まだまだ朝晩は花冷えするが、よき季節になった。
・ 朝散歩する犬達は、ご主人を牽引するに遥かに力強い季節になった。
・ 春といえば桜!
・ 弊社前のMクリニック駐車場に咲く桜がほぼ満開になった。これからしばらくの期間であるが桜観楽出来そうだ。
・ あまりの美しさに目を奪われてしまったり、よき香りに誘われて事故など起こさないように気をつけたいところである。
・ 桜がどうしてこんなにきれいなのか?この季節になると梶井基次郎氏が言った。「桜の木の下には沢山の魂が眠っているからだよ!と言うフレーズを決まって想い出す。
・ 桜の花の命は短いが、必ず次の年も咲かせに季節がやってくる。
・ 自分よりも大きいのではないかと錯覚させるほどのランドセルを背負ったぴかぴかの一年生が、桜の下を通る姿を見ると遥か彼方の自分が瞼に写し出される。
・ 入学式・入社式もおわった:新学期だ!新しい生命が羽ばたく季節だ。
・ 新しい生命は大きなエネルギーを持っている。
・ 桜の木だけではないが、どんな草木もとても多くのエネルギー・成分・を持っている。
・ 香り成分でインターネット検索すると桜の花の芳香成分は分析すると、ベンズアルデヒド、β-フェニルエチルアルコール、アニスアルデヒド、クマリンなどが検出されるという。
・ 桜からでるこの香りは脳に刺激を与えるらしい。
・ その効果と言うところを観ると、特にクマリンについて書かれていた。
・ 血流を改善する効果:
・ クマリンには、血液を固まりにくくする作用があり脳梗塞や心筋梗塞の原因のひとつである血栓を防ぐというのである。血液の流れを良くするのであるから、リンパ液の循環や血流を改善する効果があるともいえることになる。
・ 又、クマリンはむくみを改善する効果も持っているらしい。むくみの原因が、水分や塩分の過剰摂取によるものだという。と言うことは血液の流れが大きく関係していることになる。血液の流れが悪いと、余分な水分とともに体内に老廃物が溜まり、むくみにつながりがちである。
・ このようにクマリンは血流を改善する効果があることから、むくみにも非常に効果的な成分である。
・ 抗菌効果:クマリンは体内での細菌の増殖や生育を防ぎ、細菌を死滅させる効果を持っているらしい。
・ 老化や病気から体を守る効果:クマリンは、抗酸化作用を持つため、活性酸素を除去する効果に優れており、体を老化や疾病から守る働きがあると記されていた。
・ いずれにせよ静かに咲き誇り瞬時に散り行く桜にも凄い力があることに変わりはない。
* 4月14日:内村鑑三氏の一日一生に奇跡は二つあることが記されていた。
・ 一つは:尋常的軌跡:天然・自然世界の奇跡:自然界のバイオリズムは正に奇跡だ。桜の花は毎年咲くものと思っているがそのバイオリズムこそ奇跡と言っていいだろう。毎年繰り返すことを分かっているから奇跡と呼ばないのではなく、むしろ常態であること自体が奇跡である。
・ もう一つは:非常的奇跡:聖書的な奇跡のことを言っている。バイブルは本来裁かれるべき人達が代理によって生命に入ることが出来る事象。
・ 絶体絶命大事故に会いながら無傷だったとか?
・ 既知の自然法則を超越した不思議な現象。〔特殊解〕
* そもそも、奇跡とは広辞苑によれば:常識では考えられない神秘的な出来事!英知では、はかり知ることの出来ない不思議のこと!
* ある意味で、私たちの毎日は奇跡の連続であり、その中で生かされているといっても良い。
・ 宇宙創造の謎から、生命誕生・人知では、到底はかり知ることのない世界にいる。
・ 時にそのこと忘れ、分かっていない。
* 軌跡:車の轍のあと〔広辞苑〕とある。行動の跡でもある。
・ 高校時代に檄を飛ばす先生がおられた。進学校でない君たちの前にはレールはない。君たちの前には進学道がない。砂煙をもうもうと立てて突っ走れ。その跡に軌跡ができる。行動の跡:と強烈な言葉であった。
・ そして奇跡が起こり軌跡が出来たのだ。
* 喜積:もうひとつのキセキ
・ 私は事あるごとに伝える言葉がある。「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。全て
のことに感謝しなさい!」昨年他界したおふくろが大好きな聖句であった。何時でもどこでも口ずさんでいた。
・ いつも喜ぶことなど出来ない。だからこそいつも喜ぶ必要がある!と。
・ 一つ一つの喜びを大切に積んでいきたいものである。
*、満開桜を見ながら「奇跡・軌跡・喜積」と口ずさむ自分がいた。
福島江の桜〔長岡市)
年季の入った桜の木の表情は面白い
桜観荘はこの桜の季節を楽しむためにつくられた。
長岡本社事務所前の桜が開花し始めた。