シンボルマーク

医療・福祉の里 美味滋養工房 長岡セントラルキッチン


長岡市
福祉医療

長岡市南七日町、工場や配送センターが並ぶ区域の一角に、長岡セントラルキッチンが建ちました。主に長岡医療・福祉の里グループの病院や福祉施設に食事を提供しており、1日5000~6000食の生産規模を誇っています。
クックチルシステム(加熱調理をした食品を、急速冷却、そして喫食時間に合わせて再加熱し提供する調理システム)を採用しており、調理済み食品を安全かつ大量に確保し、日常の食事を安定的に提供しています。病院、福祉施設を対象としたクックチル方式の工場は国内でも数は少なく、先進事例に携わらせていただく機会となりました。
建物としては、正面にある外部階段が建物と馴染むよう、黒いゲートでつないで一体化するデザインを強調しています。また歩道沿いにある事務室の壁面形状を特徴的にすることで、工場建築の無機質さを押さえ、前面道路からの表情に変化をつけています。シルバーを基調とし、ポイントで黒を入れたシンプルかつ洗練されたデザインとすることで、最新の技術が蓄積されている場所にふさわしい外観となるよう設計しました。

斜めに上がるラインが特徴的な事務室の壁

 

入口に向かうポーチ

 

白を基調とした明るい玄関

 

廊下

 

サニタリー

 

下処理室。各室は清潔度に応じてゾーニング
されており、黄色い床は非清潔ゾーンを示す

 

クッキング室で調理したものを冷却する
急速冷却室。緑色の床は清潔ゾーンを示す

 

出荷室。左手のシャッターにトラックをつけ
配送する。灰色の床は一般ゾーンを示す

 

視認性に優れ、静音に優れる換気天井
システムを導入しているクッキング室