高田清太郎ブログ

手前味噌で恐縮ですが!



エッセイ

すまいは巣舞
巣は形・舞は想い
想いを形に
巣舞るフォー・ユー
高田建築事務所

我輩はネギが好きである。
味噌汁と塩の味

*    朝の食卓に長ネギが沢山入った味噌汁が添えられると一日中がとても幸せになりそうである。

・    長ネギと味噌が奏でる絶妙な香りである。前の晩に飲みすぎたりして食欲がない時でも、その香りが鼻を突いてくると今までなかった食欲が復活してくるのである。こんな感慨に浸るのは私だけだろうか?

・    どうして、ネギが好きになったのかは以前どこかで触れたような気がするが、振り返っている時間はないので、重なったらご勘弁を!

・    幼き日に我が家の本家で共同生活をしていた。夫々にお膳が用意されていた最後の(?)時代でもある。分家の我が家の子供たちの席は末席である。私の味噌汁茶碗の中に沢山の青ネギが届けられる。青いネギを食べると頭が良くなるよ!と言う言葉が決まって副えられていた。そして、食べる私は頭が良くなっていくような錯覚にとらわれながら。

・    大学生活で初めての自炊:ネギの青い部分を切り捨てる八百屋の親父さんに文句を言った記憶は今も恥らいながら残っている。

・    白い部分が美味しい部分で青い部分は捨てると言う。・・・・・今でも我が家でネギの青い部分は私の独占場である。

・    ネギ間が好きだ。ネギが挟まれた焼き鳥である。肉に合わせてネギが添えられたと言うよりも、私にとってはネギを美味しく頂く為に、肉が添えられたと言ったほうがよいから「ネギ間」ならぬ「肉間」と言ったほうがいいのかもしれない。

・   ピリ辛ネギラーメンは寒い冬にはもってこいの代物。暑い夏でも汗を拭き拭き食べるとエネルギーがもりもり湧いてくるような気がする。

・  「鴨がネギを背負ってくる!」と言う諺どおり鴨とネギは絶妙な組み合わせである。ネギのない鴨汁は?考えられない。我が家自慢の鴨汁には沢山のネギを入れて皆さんから楽しんでもらうのである。ポイントはネギは煮込まないことである。半生の食感を楽しんでもらうのである。

・    又、熱が出て喉が痛いときなどは、お袋が刻みネギをタオルに包んで首に巻きつけてくれる風景を忘れることが出来ない。懐かしい風景だ!

*    新潟県はネギの産地でもある。新潟県振興局のホームページには次のようにネギの紹介があった。

・    4~6月収穫の春ねぎ、7~9月出荷の夏ねぎ、10~12月出荷の秋冬ねぎと収穫時期も長期に渡っています。特に秋冬ねぎは平成15年に国指定産地を受けており、地域基幹作物のひとつです。秋冬ねぎは、秋の適度な降雨と冷涼な気温により、辛味が少なくなり、柔らかく、甘みが増しとても美味しくなります。「色白、柔肌な越後美人」にちなんで「やわ肌ねぎ」の名で新潟県のブランド品目となっています。

・    ネギの栄養について: ねぎの原産地は中国西部といわれ、朝鮮半島を経て奈良時代に日本に伝来しました。

ねぎはカロチン・ビタミンB群、カルシウム・鉄・カリウムなどのミネラルを多く含んでいます。また、ねぎに含まれる成分の1つであるアリシン(硫化アリル)は、抗酸化作用があり、昔から疲労回復や風邪に効くことで知られています。

関東では主に地中の白い葉鞘を食用にしています。関西では主に葉ねぎ、青ねぎ等緑の葉を食用としています。新潟は白ねぎ文化圏のため、緑の葉の部分を捨て てしまうことがありますが、栄養が多く含まれているので、料理に使うことをおすすめします。だたし、白い部分とくらべて傷みやすいので、新鮮なうちに食べ ましょう。
・・・・・・・・そして

・    ネギの選び方についても丁寧に指導が書かれていた。
表面がなめらかでみずみずしく、白い部分がよくしまっているものを選んでください。緑の葉の部分と、白い部分との境がはっきりしていて、緑の部分は濃く、白い部分が鮮やかなものが良いですね。

*    最近出てきたタレントのネギッコはその象徴でもある。
・    Negicco(ねぎっこ)は、主に新潟県を活動拠点とする女性アイドルグループである。

・    2003年7月、JA全農にいがたが展開する。新潟県の名産ネギ(やわ肌ネギ)PRキャンペーンのために結成、当初1ヶ月間の期間限定ユニットだったが、そのまま活動期間が延長されたと言う。

*    咲いたネギ談義はこの辺にして!味噌汁の味について。
・    ネギの味を引き立てるのが味噌である。

・    何か重大の事を指すときに「これが味噌さ!」と言う語源もここにあったのかも知れない!と一人合点している。
・    味噌は大切だ:中でも脳味噌はとても重大だ。体全身を制御するからだ。
・    味噌が重要であればあるほど反対用語がつくと意味がきつくなる。
・    例えば:味噌っかす:みそ+かす

・    例えば:味噌+糞=味噌糞に批判する言葉は沢山あるがハチャメチャな姿を表現するには面白い。

・    「手前味噌恐縮ですが」で始まる言葉の次には自画自賛・自慢話の始まりを予感させる枕詞である。何遍も同じ事を聞かされると枕詞を聞いただけで心の耳はふさいでしまいそうである。

・    人は様々な感覚を持ち合わせている。そのタラントのひとつでも秀でれば、その人全体の個性を伸ばすことになる。

・    人は見たいものを見る!聞きたい事を聞く!習性を持ち合わせている。と言われている。余計、手前味噌の話になりそうである。

・    味噌は調理する上でとても大切なものであるが夫々の製作者によって百変化する味でもある。我が家の味噌自慢から来た諺である。

・    味噌も全国各地の個性あるバリエーションで楽しませてくれる。何年ものとワインに負けない位に価値は様々だ。
・    私のブログも自分の手前味噌を手前勝手に並べ立てているようで少々寒くも感じる。

*    味噌味・醤油味・塩味と同じ具でも全く違った味を作る。

・    塩は塩自信のために存在しない。他の味を引き出すためである。塩は又防腐剤の役目もする。

・    バイブルにも「塩の味がなくなったら何によってその味を取り戻すことが出来るか?」と!捨てられるだけである。「むしろあなたは世の塩になるべし!」
・    手前味噌も手塩に掛けて作り上げることはとても重要な話である。

*    我社の創業40周年に向かってブランディングプロジェクトが組まれている。

・    「わが社は何をしてきた会社でありこれから何をする会社ぞ?」「タカダのミッション!」の再確認を確りと社内外にPRしていくものである。

・    そのような意味からもブランディングプロジェクトとは正に我社の塩の味・味噌の味が問われているのである。
・    いわば手前味噌の話といってもよいのである。
・    お客様の個性を大切に、想いを形にする会社である当社の個性がとても重大である。
・    スタッフよ!本日もその味を確りとお届けして行きましょう。


ネギは長めに斜め切り

サポートセンター摂田屋での鴨汁はまずネギを準備する。スタッフは腕の見せ所

今か今かと鴨汁の完成を待つカウンター

沢山のネギで覆われている鴨なべ:ハイ出来上がり!

醸造の街には沢山の味噌醤油会社が!

昔から使われてaいた大樽は街のシンボル

多くの人々が写生を繰り返した越のむらさき:醤油味噌店の横の小道が三国街道。