「正確な情報」
社長ブログ
この冬は8年ぶりのスキーに行きました。
「子供と一緒に滑れるようになりたい」を目標に最初はレンタルでスタート。
しかしブーツが合わず足の皮がむけ、自前の道具を購入することに。
かなり滑り方を忘れていたので、
「子供に教えられるようにまず自分が練習」を口癖に、
何度かスキーのナイターに通いました。
いつのまにか主旨を忘れ自分が楽しむ日が続きこれじゃいけないと、
週末こそは子供をスキーに連れて行こうと思うものの今年に限って暖冬。
雪のコンディションを考えて他に連れて行けるところはと考えた末、
上野動物園に行こう!
ということで子供たちと日帰りで行ってきました。
久し振りに行った上野。
東京にいた頃は何度も訪れたことがあったのでどことなく安心感があります。
動物園、西洋美術館、不忍池でのボートを楽しみ帰ろうと、
電車に乗るときにある出来事が起こりました。
東京駅に向かおうと上野駅のホームで山手線を待っていたときのことです。
外国人の男女2人組が英語で話しかけてきました。
「この電車は秋葉原に行きますか?」という内容だったと思います。
私は逆方向の山手線だと思い、
たどたどしい英語で違うホームの山手線だと伝えました。
2人はうれしそうに「サンキュー」と行って階段を上っていきました。
わたしは2人の表情を思い出し充実感に浸りながら
東京行きの山手線に揺られていました。
車内アナウンスが流れるまでは。。。
「次は秋葉原、秋葉原~」
ドキッとしました。
先ほどの外国人には一生懸命間違った情報を教えていたことに気付きます。
今から違ったと伝えに行くこともできません。
電車に乗るときに近くにいる人にもう一度確認して、
その人が正しい電車を教えてくれるといいなと期待もしてみました。
あるいは、環状線なので秋葉原に着くことは着きます。
「けっこう遠かったねぇ」で終わってくれるかもしれないと勝手な想像もします。
充実感から一変、とても悪いことをした気持ちになりました。
(当の本人たちが一番困ったでしょうが。。。)
正しいと思っていたことでも間違った情報は害になります。
行き先が違えば電車に乗ってもどんどん目的地から遠ざかります。
不確かな情報を善意で伝えるよりも、むしろ分からない方が良かったとも言えます。
情報が簡単に手に入る今の時代、
時として間逆な意見を同時に知ることもあります。
電車の行き先の話は白黒はっきりした内容ですが、
明確に分けられない話があることも。
情報はアイディアのきっかけや、気付きを与えてくれる源。
そもそも情報自体が価値を持つ時代。
今回の一件はとても反省するとともに、
情報は正確にそして丁寧に扱いたいものです。