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築80年リフォーム【完成編】



住まいづくり
リフォーム

昨年、ご紹介した『築80年リフォーム』
「友人達が気軽に集まれる憩いの場をつくりたい」という想いから始まったリフォーム工事。
既存の良いところを活かしながら、毎日にぎやかな話声が響く素敵な空間が誕生しました。
既存のお住まいからの変身ぶりをご覧ください!

まずはこの家のコンセプトにもなっているメイン空間。
Before

築80年リフォーム

以前は物置として使われていました。

 

After

築80年リフォーム

外から直接アクセスできる土間の良さをそのままに、既存の梁・柱を活かした落ち着いた和風の憩い空間。
天井板を一部取り除いて、日中には光を取り入れることができる吹抜け空間になりました。

 

趣味のバイクも特等席に置かれ輝きます。

築80年リフォーム

 

ダイニングキッチンと直接出入りできる便利な窓が内と外の空間を繋いでくれます。

築80年リフォーム

 

ドアを開けるといつでも温かい雰囲気で迎えてくれる、おもてなしの空間となりました。

築80年リフォーム

 

 

次は快適に過ごすための居住空間。
Before

築80年リフォーム 築80年リフォーム

個室になっていた台所。
テーブルを囲むようにすべての壁面に物が配置されていました。

After

築80年リフォーム

築80年リフォーム

まだまだ使える既存のキッチンは扉の面材を貼り替えてイメチェン。
向きを変えて対面型にすることで、ダイニングテーブル・食器棚・冷蔵庫等、物の位置が決まり、すっきりまとまりました。
飾りスペースもプラスし、インテリアも楽しめるように。

 

既存の天井を解体すると、ここにも真っ黒な梁が!
こちらもしっかり活かして空間にポイントを加えました。
開けてみないとわからない、これもリフォームの楽しさです。

築80年リフォーム 築80年リフォーム

和室2間と台所を繋げて、LDK・寝室を広い1つの空間に。

 

 

寝室は既存の障子欄間と天井はそのまま残し、畳からフローリングへ。

Before

築80年リフォーム

After

築80年リフォーム

 

そして最後に、前回のブログで私が迷った玄関の柱。
この家の中で一番太い柱。築80年の証。

Before

築80年リフォーム

After

大きく欠いてあった穴を隠すように造作の照明を提案しました。
柱の存在感を邪魔しないように、昔ながらの裸電球デザインでシンプルに。
密かに80年間この家を支えてくれていた柱に感謝を込めて玄関の主役にしました。

 

リフォーム工事は快適な生活ができるよう、動線や温熱環境の改修はもちろんですが、ただ新しくするのではなく、既存建物の良いところを活かすのも大切だと考えています。
今回紹介した、写真の他にも洗面・トイレなどの細かいデザインにもこだわっています。
リフォーム実例「継招集楽(けいしょうしゅうらく)の家」でもぜひチェックしてみてください。

 

リフォーム研究所 中澤