スタッフブログ
10月23日
2024.11.05
日々のこと
日々のこと
先日、新潟県中越大震災から20年を迎えました。
20年前は寒かったことを記憶していますが、今はまだまだ暑い日が多く、気候変動を感じる20年の月日でもありました。
地震当時、私は高校1年生でした。
部活動を終え、帰宅して腰を下ろした瞬間に大きな揺れに襲われました。
自宅は全壊して住まいを失い、避難所では車中泊をしたり、仮設住宅ができるまでは自衛隊設営のテントで過ごしました。
身動きが取れないほど狭い車内やテント、一旦外に出なければならないトイレ、朝起きると毛布が凍っているほどの寒さ、外とを隔てるには薄い鉄板とテント
先行きも分からない不安な生活の中、祖父母の家に2週間ほど滞在する機会がありました。
久しぶりに足を伸ばして横になれる空間や、外に出なくてもいいお風呂やトイレ、暖を取れる室、何より堅牢な壁に囲まれた住まいに安心感を覚えました。
住まいは、外的な要因から守ってくれたり、便利なだけでなく、心の平穏も守ってくれるシェルターであると、あらためて感じました。
住まいがあることが当たり前ではなく、素晴らしく幸せなことであり、今の住まいに感謝しながら過ごしていこうと感じた20年目でした。
長岡本社 営業設計 杵渕