紙でつくった家???
住まいづくり
「高田さんの家は紙で作った家なんですか?」
今から20年程前、見学会に来場されたお客様に言われた言葉です。
最初に聞いた時は私も「???」でしたが、
理由はこれでした↓
※2002年現場写真
現地看板に書いてある『放題紙(ほうだいし)の家』を見て、「紙」を材料に建てた家と勘違いされる方が続出したのです。
当社のスタッフやお施主様にはなじみ深い「放題紙」という言葉ですが、
確かに初めて聞く方は???ですね。
ごく普通の小さなメモ帳ですが、その使い方次第で、夢を叶える魔法の紙になるのです!
高田建築事務所は、この「放題紙」を使うスタイルで、長年お客様からご要望をお聞きしてきています。
基本ルールは簡単です。『想いたい放題、言いたい放題、書きたい放題』をモットーに、家族みんなの意見をそれぞれが書き、箱にいれるだけ。
他には
・気軽に書くこと
・家族と反対の意見を書いてもOK
・同じことを何度も書いてもOK
・箱を開けてはNG、開けていいのは設計者のみ… など。
机に向かって、いざ、どんな家にしたいですか?と問いかけると、つい家族のだれか声の大きい人の意見に偏りがちになったり、こうしたい!というと誰かが反対したり、予算的にムリかなと最初からあきらめて、言えずに終わったり。。。
普通に要望を聞き取るスタイルでは、家族みんなが納得するように意見を出し切るのは、至難の業です。
なので、普段から家族の集まる場所にこの箱を置き、思いついた時に書いて入れるのです。
例えはキッチンで料理をしているときに、「こうだったらもっと使いやすいのに」「食器はこの場所が一番便利だな」など、普段暮らしている中で思いつくことはとても多いです。リラックスしている時にやってくる言葉、思いつく言葉こそ大切にしたい言葉です。
叶えられる要望か、叶えられなそうな要望なのかは関係なく、とにかく思いついたことを書いてください。
考えがまとまっていないから、まとまってから書きますという方がいらっしゃいますが、まとまっていなくても大丈夫です!「創造のエネルギーはまさに混沌としているカオス状態の時こそ大きい」とは、当社の会長の言葉です。
1週間程度で、書いてくる方もいれば、毎回見学会に足を運びながら1年かけて少しずつ書き溜めてくる方もいます。
10枚程度の方もいれば、100枚以上書かれる方もいます。
程度は違っても、そこに書かれた言葉はそのご家族だけの言葉です。
そこから想像力を膨らませ、ご家族の想いを載せたカタチにしているので、「高田建築事務所さんの家は個性的だよね」「面白い家が多いよね」「素敵な家ばかりですよね」とおっしゃっていただけるのだと思います。
HPのTOPページからぜひご覧ください!
●放題紙を使った住まいが多数掲載されている「巣舞」
(新潟日報連載のコラム全68回を再編)
●59名のお施主様から執筆いただいた「放題紙の巣舞にすんで 我が家が一番!」
これから住まいづくりをされる方は、ぜひこの魔法の紙「放題紙」を使ってみてください!
新潟営業所 営業部 杉山
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